生田斗真の光源氏を幻惑する姫君たちが決定!
源氏物語が誕生してから千余年の時を経て、現在、光源氏役に生田斗真を迎え、映画『源氏物語』の撮影が快調に進んでいる。今回、その生田を取り巻く絢爛豪華な姫君たちの配役が決定した。
源氏の亡き母・桐壺役と、桐壺に瓜二つの義理の母・藤壺役に真木よう子、源氏を焦がれるあまり生霊の姿になってしまう六条御息所役に田中麗奈、源氏の正妻・葵の上役に多部未華子、源氏の思い人・夕顔の君役に芦名星、源氏物語を紡ぐ紫式部の語り相手の道長の娘・中宮彰子役に蓮佛美沙子、帝の正妻で桐壺を目の敵にする弘徽殿役に室井滋という、名実を兼ねそなえた女優たちが光源氏を取り巻く。
虚構であるはずの光源氏の世界と、物語を書いた紫式部の世界が織り混ざり、その間を陰陽師・安倍清明が行き来する。作家・高山由紀子の奇想天外な発想により、夢と現実が交錯する、スペクタル源氏物語絵巻が2011年に誕生する。『愛の流刑地』(06)で官能と美を融合させた鶴橋康夫監督がどのようにスクリーンで展開するのか、大きな注目を集める。
主演を務める生田は、「絢爛たる女優陣を相手に、現代ならではの源氏物語を創っていきたいと思っています。1つの作品でこれだけ多くの女優さんと共演ができることは稀有な経験で、かなり緊張もしていますが、今から楽しみにしています」と意気込んだ。また、本作の製作総指揮にあたる角川歴彦は、「光源氏を取り巻く女たちには著者・紫式部の心の底にうごめく様々な思いが投影されています。だから“生田源氏”を取り巻く女優たちには、紫式部が振りつけた個性を光らせる、それぞれの艶を演じきる力が必須でした。そこで魅力と可能性を併せもつ日本映画界屈指の華麗な演技派に白羽の矢を立てたわけです。生田斗真、中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之。そして、真木よう子、田中麗奈、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、室井滋。こんなにも名をとどろかせるビッグネームの皆さんが参加してくださったことに心より感謝しています」と思いを語った。また、鶴橋監督については、「監督の演出による素晴らしいエンターテインメントを期待しています」とコメントした。【MovieWalker】