笑福亭鶴瓶も大満足!『怪盗グルー』in式根島ジャパンプレミア開催
全米興行収入が2億4500万円を突破した大ヒット3Dアニメ『怪盗グルーの月泥棒 3D』(10月29日公開)。そのジャパンプレミアが、東京から南に160kmの場所に位置する式根島にて10月10日(日)に開催された。
“面積3.9平方km、周囲12km、人口約570人(2010年現在)”の式根島は、温泉や海水浴が楽しめる、雄大な自然に囲まれた美しい島だが、島内には映画館がなく、16mmフィルムの映写機を用いて、集会所で上映会を行なうぐらいしか映画を見る方法がなかった。しかし今年9月に、既存のフィルム映写機を利用することで、低コストで3D映画が上映できるシステムが開発されたことを受け、「どうせやるなら、まだ3D映画を体験したことのない人たちに見てもらいたい」という話になり、今回のプレミア上映が実施されることとなったのだ。
会場となったのは式根島中学校の体育館。当日は豪雨にも関わらず、島民の半数近くに当たる230人もの観客が集まった。初めて見る3D映像にどよめきの声が上がるなか、上映終了後には本作で声優に初挑戦した笑福亭鶴瓶も駆けつけ、会場はさらに大盛り上がり!
悪天候のなか、高速ジェット船で式根島にやってきたという鶴瓶。「どうもどうも。おもしろかったやろ?」と挨拶して笑いをとると、続けて「どうしても式根島で上映会をやりたかったんですよ。僕も、最初はあまり3Dに興味がなかったんですけど、この作品をワールドプレミアで初めて見てびっくりした。だから、なるべく3D映画に触れていないような子共たちに見てもらいたかったんです。きっといい思い出になるよ~。中学校の体育館で3D映画を見るなんてめったにないからね」と語り、今回のイベントに対する思いを語った。
その後、本作に対する質問コーナーが始まったものの、いつの間にか立場が逆転し、鶴瓶が来場者に色々と質問を投げかける展開に。さらに、トーク内容は島の子供たちの進路相談にまで発展し「島の外に出るなら、今日見たような映画の仕事に就きなさい。そうじゃないなら、島でおじいちゃんがやっている漁師を継ぎなさい!」と鶴瓶らしい(!?)アドバイスを送り、場内は笑いの渦に包まれた。【トライワークス】