松嶋菜々子×ソン・スンホンの『ゴースト』、ろくろシーンはドキドキもの

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松嶋菜々子×ソン・スンホンの『ゴースト』、ろくろシーンはドキドキもの

『ゴースト ニューヨークの幻』(90)のアジア版『ゴースト もういちど抱きしめたい』(11月13日公開)の完成披露舞台挨拶が10月12日、丸の内ピカデリー1で開催。松嶋菜々子、ソン・スンホン、芦田愛菜、橋本さとし、鈴木砂羽、大谷太郎監督が舞台挨拶で登壇し、これまでベールに包まれてきた、ろくろのシーンの内容について語った。

オリジナル版とアジア版は男女の設定が逆で、ある事件で生命を落とすのはヒロイン星野七海(松嶋菜々子)の方だ。その後、彼女の魂はゴーストとなり、恋人である韓国人の陶芸家キム・ジュノ(ソン・スンホン)のそばに寄り添っていく。

気になるのは、オリジナル版の名シーンともいえる、ふたりがろくろを回すシーンだ。「今回も登場するのか?」と質問されると、松嶋は笑顔で「はい、あります」と答えた。「オリジナル版でもロマンチックで素敵なシーンだったので、アジア版でもその空気感を大事にしなければいけないなと緊張していました。でも、ジュノと初めて会った時の気持ちを丁寧に純粋に演じようと、素直に挑みました」。

ソン・スンホンは、前もってろくろを回す練習をせずに本番に臨んだため、とても苦労したという。「簡単そうだと思っていたら、手に力が要るし、形を作るのも大変で。前もって練習しておけば良かったです」と苦笑い。

メガホンをとった大谷監督は、このシーンについて太鼓判を押す。「オリジナル版は付き合っているふたりがろくろを回すんですが、本作では付き合ってから初めて回すシーンになっています。できるだけ初々しく撮ろうとしましたが、実際にすごくドキドキするシーンになりました。キスシーンも見てほしいけど、僕は宙に浮いた右手が好きです」。

また、少女ゴースト役に扮する人気子役の芦田愛菜もドレスアップして登壇。松嶋については「すごく背が高くて綺麗」と、スンホンについては「すごく格好良くて優しかったです」と、それぞれの印象を笑顔で語った。

松嶋菜々子、ソン・スンホンが織りなす大人のラブストーリー『ゴースト もういちど抱きしめたい』は、11月25日に韓国で公開されることも決定した。また、主題歌として、平井堅が「アイシテル」を書き下ろし、さらに挿入歌としてオリジナル版で人気を博したライチャス・ブラザーズのテーマ曲「Unchained Melody」をカバーする。これは日本だけではなく、アジアでも話題になりそうだ。【Movie Walker/山崎伸子】

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