登坂広臣、5年ぶりの恋愛映画『雪の華』完成に喜び!サプライズで中島美嘉が歌声生披露
03年にリリースされて以来、冬の定番ラブソングとして歌い継がれてきた中島美嘉の同名楽曲をモチーフにしたラブストーリー『雪の華』(2月1日公開)のジャパンプレミアが24日、東京ドームシティホールで開催。ダブル主演を務めた三代目J Soul Brothersの登坂広臣と中条あやみを筆頭に、高岡早紀、浜野謙太、田辺誠一、橋本光二郎監督が舞台挨拶に登壇した。
東京とフィンランドを舞台にした“運命の恋”を描き出す本作は、余命1年と宣告されたヒロインの美雪(中条あやみ)が、ガラス工芸家を目指す青年・悠輔(登坂広臣)と出会い、彼の働くカフェの危機を救うため100万円と引き換えに1か月間の期間限定の恋を持ちかけたことからはじまる物語。NHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」や『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)などを手掛けた岡田惠和が脚本を担当し、世界的ヴァイオリニスト・葉加瀬太郎が劇中音楽を担当したことでも大きな話題を集めている。
会場の中央に設置されたステージに登坂と中条が登場すると、会場からは割れんばかりの黄色い歓声が。ジャパンプレミアに先立ってフィンランドプレミアが行われたことを聞いた登坂は「共演者の皆さんとスタッフのみなさんと、チーム一丸になって頑張った作品なので、国を超えて観ていただけてうれしいです」と顔をほころばせ、「フィンランドは寒いところでした。監督にひたすら無茶振りをされて頑張りました」と撮影を振り返る。
『ホットロード』(13)以来、5年ぶりに恋愛映画に挑戦した登坂。「3年近く前に作品のお話をいただき、出演するまでに自分の中で葛藤があった」と明かし「自分がやると決めて作品に入って、共演者やスタッフのみなさんと顔を合わせて現場で作り上げ、出来上がった作品は自分にとってかけがえのない財産のようなものになりました。自分にとって大事な作品です」と本作への強い思い入れを語り、改めて出演した喜びを噛みしめた。
一方で中条は、初共演となった登坂の第一印象について「テレビで観ている人というイメージで、話してくれないんじゃないかなって思ってました(笑)」と明かし「距離感を縮めるために食事に誘おうかと悩んでいたら、登坂さんから声をかけてくれた。すごく紳士な方でした」と、美雪と悠輔の絶妙な距離感を演じるため、お互いにコミュニケーションを大事にしながら役作りに励んでいたことを語った。
そして会場にサプライズゲストとして中島美嘉が登壇。「世代を超えて愛していただけてうれしい」と自身の楽曲が映画になったことの喜びを語った中島は「(劇中の)最後にこれはすごい!と思った台詞があって、うるっとしました」と本作を観た感想を明かす。そして舞台挨拶が終了後、上映を待ちわびる観客の前に再び登場した中島は熱の入った歌声で名曲「雪の華」を生披露。会場は大きな拍手に包まれた。
取材・文/久保田 和馬