「『ユーリ!!! on ICE』を永遠にしましょう!」豊永利行が劇場版特報に興奮
男子フィギュアスケートを題材にしたテレビアニメ「ユーリ!!! on ICE」の全12話を毎週4話ずつに分け、3週にかけて期間限定で劇場上映する『ユーリ!!! on ICE 一挙劇場上映』が、全国39館の劇場で実施中だ。1月25日には公開記念の舞台挨拶がTOHOシネマズ新宿で開催され、主人公・勝生勇利役の豊永利行が登壇。今年の公開が予定されている完全新作の劇場版『ユーリ!!! on ICE 劇場版:ICE ADOLESCENCE(アイス アドレセンス)』の特報映像がお披露目となり、映像美に見惚れた豊永が「MAPPAさん、頑張りすぎですって!」とアニメーション制作を担うMAPPAの仕事ぶりに大興奮。ファンに「『ユーリ!!! on ICE』を永遠にしましょう」と語りかけ、大きな拍手を浴びた。
16年10月から12月まで放送されたテレビアニメ「ユーリ!!! on ICE」は、崖っぷちのスケーター勝生勇利が、ひょんなことから世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフと出会い、選手とコーチとして二人三脚でグランプリファイナル優勝を目指していく物語。放送終了から2年が経ったが、いまなおファンから厚い支持を受け続けており、満席の会場を見渡した豊永は「2年経っても、ここまで応援し続けてもらえている。だからこそ実現したこと」と一挙上映の実現に感激しきり。「オンエアされてからも、ずっと途切れることなくイベントでステージに立たせていただいている。もう2年も経つんだという感じ」と率直な想いを吐露していた。
またこの日は、作中に登場するヴィクトルの愛犬、マッカチンもイベントに初登壇。豊永と仲睦まじいやり取りを繰り広げて会場を沸かせたほか、ヴィクトル役の諏訪部順一からメッセージが届くひと幕も。メッセージには「ヴィクトルに出会えたこと、彼を通じて勇利やユリオたちと過ごした時間、共に紡いだ物語…。それらは自分にとって、かけがえのない宝物です。皆さんにも、キラキラしたものとして心に留め続けていただけたのなら幸いです」と本シリーズへの愛が込められており、さらには「すでに発表になっている新作劇場版がどのような作品になるのか」と劇場版への期待もつづられていた。
劇場版の特報を目にした豊永も「MAPPAさん、頑張りすぎですって!映像美がヤバイですよ。クオリティ、完成度が」と驚き、「テレビアニメ本編の時から、スケーティングをよくここまで毎週放送の作品で描いていただけたなと思うんですが、それが満を辞しての劇場版。こだわり抜いて作られているんじゃないかと思う。ヤバイね、これ」と興奮気味。最後には「本当に幸せ」と再びファンの応援の力強さを噛みしめ、「『ユーリ!!! on ICE』を永遠にしましょう」と呼びかけていた。
取材・文/成田 おり枝