尻小玉を抜かれる恐ろしさ!『デスカッパ』が満を持して日本上陸
ゴジラ、ガメラなど世界中に多くのファンを持つ日本オリジナルの怪獣映画。突如現れ、人々をパニックに陥れる怪獣たちの縦横無尽の暴れっぷりが楽しい、そんな怪獣映画の歴史に刻まれるであろう一作がこの秋登場する。それが11月27日(土)公開の『デスカッパ』だ。
アメリカ出資、日本制作で評判を呼んだ『片腕マシンガール』(08)、『東京残酷警察』(09)に次ぐ“TOKYO SHOCK”シリーズ第3弾となる本作は、前2作のようなスプラッタ描写満載のホラー映画ではなく、前述したような怪獣映画。デスカッパはネーミングやその容姿かわかるとおり、日本古来の妖怪、カッパをモチーフにした怪獣で、劇中ではライバル怪獣のハンギョラスと対決する。
監督は特殊メイクアーティストとして活躍する原口智生で、デスカッパらの造型を手がけたほか、CG全盛の今、あえて往年の特撮作品にオマージュを捧げるかのような、ミニチュアを使用しての撮影を敢行。古き良き怪獣映画のテイストにあふれた作品となっている。
さらに特撮ファンの心をぐっとつかむのは、個性豊かな出演陣。ヒロインを演じるのは「ウルトラマンメビウス」でアマガイ・コノミ隊員役を演じた平田弥里で、さらに「ウルトラマン」のフジ・アキコ隊員を演じた桜井浩子や「ウルトラマンA」で北斗星司と共にウルトラマンAに変身する南夕子隊員に扮した星光子が特別出演するほか、特撮好きで知られる庵野秀明や、『ガメラ』シリーズで特撮監督を務めた樋口真嗣も劇中に登場する。
しかも、アメリカ公開版とはエンディングも変えてあるとのことなので、既に発売中のアメリカ版DVDを鑑賞済みのコアな怪獣映画&特撮映画ファンも、本作の日本公開をお見逃しなく!【トライワークス】
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