神谷明「シティーハンター」の“ルパン化”を希望!キャッツアイ・戸田恵子と揃い踏み

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神谷明「シティーハンター」の“ルパン化”を希望!キャッツアイ・戸田恵子と揃い踏み

『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』(公開中)の公開記念舞台挨拶が2月9日にTOHOシネマズ新宿で開催され、神谷明、伊倉一恵、山寺宏一、戸田恵子、ゲスト声優を務めた飯豊まりえ、原作者の北条司、こだま兼嗣総監督が登壇。「シティーハンター」の神谷、「キャッツ・アイ」の戸田という、北条作品の人気キャラクターを演じる2人が顔を揃え、会場を大いに盛り上げた。

85年に北条司が「週刊少年ジャンプ」にて連載を開始した漫画「シティーハンター」を原作に、女好きだが腕前は超一流の、裏社会で伝説となった始末屋・冴羽リョウの活躍を描く本作。テレビアニメの放送30周年を記念して、20年ぶりの新作アニメとして復活した。

リョウの復活だけでなく、三姉妹の怪盗・キャッツアイが登場していることでも話題だ。泪役の藤田淑子は18年12月に死去しており、本作では戸田が次女の瞳と長女の泪の2役を演じた。「シティーハンター」と「キャッツ・アイ」の共演について、北条は「来たなと。いつかは来るだろうなと思っていた」とニヤリ。戸田は「こんな機会がいただけるなんて、夢にも思っていなかった」と感激の想いを語っていた。

冴羽リョウ役の神谷は「演技のテンポ、スピード感など不安があった」と20年ぶりにリョウを演じることに不安もあったそうだが、「スタジオに入ってレギュラーの皆さんの声を聞いた瞬間、戻りました」と時間を飛び越えるような経験となったことを告白。リョウの相棒・香役の伊倉も「不安は多々あった。でも神谷さんの間抜けな“もっこり”を聞いて、(香が)ハンマーで殴り飛ばしたら、いけるかなと思った。相変わらずのもっこり具合。見事なもっこりで(笑)」とリョウと香のお馴染みのやり取りを演じたことで、手応えを感じたことを語っていた。

「先週までレギュラーをやっていたんじゃないかと思うくらいの熱気」とアフレコを振り返った神谷だが、伊倉が「映画をやったら欲が出てきてしまった。シリーズでやってみたい」と望むと、神谷も「大きな望みは持たずに、大先輩である山田康雄さんがやってらっしゃった『ルパン三世』のように、時々帰ってくる。そういうものになったらうれしい」と「シティーハンター」の今後について期待を寄せ、会場から大きな拍手を浴びていた。

取材・文/成田 おり枝

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