英国アカデミー賞、柄&ボリューム過剰でファッショニスタたちが続々ワースト入り

映画ニュース

英国アカデミー賞、柄&ボリューム過剰でファッショニスタたちが続々ワースト入り

現地時間の10日、アメリカでは世界最高峰の音楽の祭典「グラミー賞」の授賞式が行われ、海の向こうのイギリスでは、英国最高峰の映画の祭典「英国アカデミー賞」の授賞式が行われていた。

今年は、双方ともトレンドのリボンやレース、柄物やボリューミーなデザインのドレスがレッドカーペットを彩った。英国アカデミー賞は、リスクを恐れない過激なファッションを魅せてくれるシンガーたちが中心のグラミー賞ほどではないが、今回もトレンドを取り入れたファッショニスタたちが次々にワーストドレッサーに転落していた。

キャサリン妃が、シンプルな純白のアレキサンダー・マックイーンのドレスで貫禄を見せつけた一方で、エディス・ボウマンの、まるでおとぎ話の世界に出てきそうなアンドリュー・ゲンのドレス、サンディ・パウエルの白黒ストライプのパンツスーツ、パープルヘアに、ヴェラ・ウォンのフワフワドレスを着ていたシンシア・エリヴォ、ティツィアーナ・ロッカ、ザウエ・アシュトンらの柄物&ボリューム過剰ドレスがワーストドレッサーに。

通常はベストドレッサー入りすることが多いにもかかわらず、トレンドを取り入れたことでワースト入りしてしまったのは、ボディがキラキラ、袖と裾がフワフワのシャネルのクチュールドレスを着ていたマーゴット・ロビー。ファンからも、「マーゴット、どうしちゃったの?」というハッシュタグでツイートが飛び交うほどだ。

また、『女王陛下のお気に入り』(公開中)で助演女優賞を受賞したレイチェル・ワイズのセンター分けのヘアスタイルに、襟元と裾が超ボリューミーなグッチのワッフルドレス、同作で主演女優賞を受賞した、オリヴィア・コールマンのエミリア・ウィックステッドのトレーン付き白黒分断ドレスと、主役の女優陣のドレスが不評だったほか、『ボヘミアン・ラプソディ』(18)のラミ・マレックの恋人ルーシー・ボイントンのリボン付きの派手なディオールのクチュールドレス、リリー・コリンズの、上半身はフォーマルなコート風、下半身がレースのスケスケのジバンシィのオートクチュールドレス、ケイト・ブランシェットの胸元にカラフルな石がデザインされたクリストファー・ケインのドレス、エイミー・アダムスのボルドーのプラダのドレスなどが、「ファッショニスタなのに…」という理由で、ワーストに選ばれている。

男性陣では、ゴールデン・グローブ賞でも男性のワーストドレッサーに選ばれたティモシー・シャラメがまたもやワーストに。今回もリスクを取った上下ともに柄のハイダーアッカーマンのスーツが不評だったようだ。

NY在住/JUNKO

作品情報へ