『ファースト・マン』監督&ゴズリングらが想いを語る特別映像が到着!「宇宙飛行士が肌で感じたことを伝えたい」
『ラ・ラ・ランド』(16)のデイミアン・チャゼル監督と主演のライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ『ファースト・マン』(公開中)。このたび、チャゼル監督とニール・アームストロングを演じたライアン、ニールの妻であるジャネットを演じたクレア・フォイの3人が、今作への熱き想いを語る特別映像が到着した。
「人類が月に立つ物語が映画になったのは初めてだそうだ」とライアンが明かすように、有名な歴史的出来事にもかかわらず、伝記ものとして映画化されたのは、これが映画史上初となる。チャゼル監督も「月面着陸の詳細は意外なことにあまり知られていない」と語り、華やかに見えたアポロ計画の裏に存在する壮絶なミッションの様子を、アポロ11号の船長を務めたニール・アームストロングの目線でリアルに描いている。そんな本作について、クレアは「観客はニールと共に達成感を目指すのよ」と、歴史的瞬間に立ち会っているかのような没入感を味わえる演出について、コメントを寄せている。
当時の状況を忠実に再現するため、チャゼル監督やライアンは、アポロ11号の打ち上げ計画に関わっていた人々、ニールの家族などに取材を行い、徹底的にリサーチを重ねたそうだ。実際に話を聞いたライアンは「危険性が非常に高い任務だった。弾道ミサイルに人が乗るような感じさ。いまじゃ考えられない」とその衝撃を明かしており、チャゼルも「宇宙飛行士が肌で感じたことを伝えたい。宇宙飛行士たちの勇気に胸を打たれるはずだ」と本作に込めた熱い想いを訴えている。
本作は第91回アカデミー賞で録音賞、音響編集賞、視覚効果賞、美術賞の4部門にノミネートされており、現地時間24日(日本時間25日)に迫った授賞式での受賞への期待も高まっている。
昨年12月には再び人類を月に送り出すという計画も動き出し、今年はアポロ月面着陸50周年の年を迎えた。記念すべき節目の年に、チャゼル監督やライアンらが徹底的に追求したリアルな映像で、当時、ニール・アームストロングがどのような想いで宇宙へ行ったのかを、ぜひ追体験してほしい。
文/編集部