ウルトラマン歴代ヒーローを演じたつるの剛士とDAIGOが共同作業に「完璧!」と笑顔
18年7月から12月まで放送された「ウルトラマンR/B」の劇場版となる『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』(3月8日公開)の完成披露上映会が2月19日に丸の内ピカデリーで開催され、平田雄也(湊カツミ役)、小池亮介(湊イサミ役)、其原有沙(湊アサヒ役)、濱田龍臣(朝倉リク役)、主題歌を担当したつるの剛士、DAIGO、武居正能監督が登壇。「ウルトラマンを漢字一文字で表すと?」と聞かれたDAIGOが、「H」と回答。「どうしてもアルファベットになっちゃう」と話して会場を笑わせた。
「ウルトラマンR/B」は、シリーズ初となる兄弟ウルトラマンを描いた特撮ドラマ。劇場版では、兄のカツミが変身するウルトラマンロッソ、弟のイサミが変身するウルトラマンブルに加え、妹のアサヒがウルトラウーマングリージョに変身することでも話題だ。
ウルトラマン歴代ヒーローを演じたつるのとDAIGOが主題歌「ヒカリノキズナ」を担当した。つるのは「ウルトラマンダイナ」の主人公アスカ・シン役を演じ、DAIGOは映画『ウルトラマンサーガ』(12)でウルトラマンゼロと一体化したタイガ・ノゾム役を演じており、平成ウルトラマンの2人が平成最後のウルトラマン映画に花を添えた形だ。
作詞を担ったつるのは「出来上がった時は感無量。後輩ウルトラマンたちに光をつなげていかなければいけない。アスカだったらこういうことを言うかなと、頭で描きながら仕上げていきました」とニッコリ。作曲のDAIGOは、つるのとのタッグについて「完璧でしたね」と喜びを語り、「スケジュールがヤバかったんですが、『本当の戦いはここからだ!』という感じで、二人で力を合わせた」と充実の表情を見せて、大きな拍手を浴びていた。
後輩である「ウルトラマンR/B」のチームから、先輩ウルトラマンに質問をすることになったこの日。平田から「皆さんにとって“ウルトラマンとはなにか”を漢字一文字で表すと?」と投げかけられると、つるのは「光です」と回答。「みんなが胸の奥に持っている光。みんながウルトラマンになれる。その光を輝かせてほしい」とメッセージを送った。DAIGOは「H」と答え、会場も大爆笑。「どうしてもアルファベットになっちゃう。ヒーローの“H”です」と説明していた。
平田は「テレビ版を通して、家族、兄弟を描くなど、“いままでにないウルトラマンを作る”をテーマに掲げて、頑張ってきました。喜怒哀楽が詰まった作品で、それがしっかりと映画にも投影されていると思う」と胸を張り、大きな拍手を浴びていた。
取材・文/成田 おり枝