立川志の輔、毎回岩合光昭監督に抱かれるねこにジェラシー。「私のことは一度も抱きませんでした」

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立川志の輔、毎回岩合光昭監督に抱かれるねこにジェラシー。「私のことは一度も抱きませんでした」

落語家の立川志の輔が映画初主演、柴咲コウがヒロインを務める映画『ねことじいちゃん』の初日舞台挨拶が、ねこの日である2月22日(ニャンニャンニャン)に新宿バルト9で開催。立川志の輔、柴咲コウ、小林薫、柄本佑、銀粉蝶、山中崇、葉山奨之、岩合光昭監督と、ねこたち7匹が登壇し、ほのぼのとした雰囲気に包まれた。

映画『ねことじいちゃん』は、2年前に妻に先立たれ、飼い猫のタマと暮らす70歳の大吉(立川志の輔)の日常を描いた人間ドラマ。世界的な動物写真家・岩合光昭の映画監督デビュー作となった。

舞台挨拶では、ねことのエピソードについてクロストーク。立川は、岩合監督がねこに向ける目線にジェラシーを感じたことを告白。「岩合監督が『(ねこの)タマ、お前はなんてすばらしいんだ!本当に良かったよ』と、1カット1カット終わるたびに抱きしめるんです。私のことは一度も抱きませんでした」と恨み節を述べ、会場は大爆笑に。

タマを演じたのは、ベーコンという演技派(!?)のねこだが、立川は「テストはすべてぬいぐるみでやっておりました。室内でやるぶんには恥ずかしくはありませんが、アスファルトの道を2人で歩き、タマが後ろからついてくるというシーンは何回も撮りまして」と苦笑いしつつ「タマですが、本番は一発でついてきてくれました。スーパーキャットでございました」とベーコンを心からねぎらった。

柴咲は「ねこはおうちにも父の家にもいますし、身近な存在です」というねこ好きだが、現在、飼っているねこで困っていることがあるそうだ。「目を合わすと、飛び乗ってくるんです。大変危険なので、目を合わさないようにしないと。それが苦労でもあり、幸せなところでもあります」と笑顔で語った。

また、柴咲が主演を務めた大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、ねこ好きの南渓和尚役を演じた小林は、その時に共演したねこと本作の現場で再会を果たしたそうで「半年ぶりに会えました」と感動していた。

最後のフォトセッションでは、ねこたち7匹も登場し、ゲストたちは全員笑顔に。会場もほっこりした空気になり、大盛況のまま、舞台挨拶は幕を閉じた。

取材・文/山崎 伸子

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