『お前ら全員めんどくさい!』舞台挨拶が開催!小野賢章の振りに茜屋日海夏「あんたのことなんか好きじゃないんだからね!」
累計55万部を超える人気コミックを実写化した『お前ら全員めんどくさい!』(公開中)。公開初日となる23日に池袋HUMAXシネマズにて舞台挨拶が行われ、映画『ハリー・ポッター』シリーズのハリー(日本語吹替版)やテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」(放送中)のジョルノ・ジョバァーナなどで知られる人気声優の小野賢章、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の黒澤ダイヤ役でも注目される小宮有紗、アニメ「プリパラ」の真中らぁら役や「i☆Ris」のメンバーとして活躍する茜屋日海夏、元Dream5のメンバーでグラビアでも人気の大原優乃、ミスiD2015を受賞しCM・ドラマ・バラエティに出演する都丸紗也華に加え、監督の宝来忠昭が舞台に登壇した。
高校を舞台に真面目な国語教師・國立国彦が4人の女生徒に好意を寄せられ、振り回されてしまう本作。主人公の國立先生を演じた小野はこれが実写作品初主演となり「主役は4人の女性陣だと思っていたので気楽な感じで臨めました。でも、彼女たちに振り回されて、めんどくさかったです(笑)」とタイトルにちなんだコメントで会場の笑いを誘う。続けて、先生の役について「普段は世界を守ったり、命を懸けたりという役が多いので…(笑)。とはいえ、劇中で授業のシーンはあまりなく、先生と生徒の関係性を意識しながら演じました」と振り返った。
ヒロインの一人で白衣を着た泣き虫の一宮数美を演じた小宮。和美を演じるうえでのこだわりを聞かれた彼女は「漫画が大好きなので原作の雰囲気を大事にしたいと思い、毎日、つけ毛を付けてメイクさんに三つ編みにしてもらいました。メイクさんはめんどくさかったかもしれないですね(笑)」と小野にかぶせる形でコメントし、会場を盛り上げる。
続けて、ツンデレ優等生の榎本英子役の茜屋にマイクが移り、「よくある『あんたのことなんか好きじゃないんだからね』なんてセリフを言う、直球のツンデレじゃありませんでした」とコメント。すると小野が「いまの、本気で言ってほしいな~」とあおったのを受けて、茜屋が情感を込めて「あんたのことなんか好きじゃないんだからね!」と返し、会場がどよめく場面も。
また、先生が大好きな恋多き栗原理穂を演じた大原は、本作が初めての本格的な映像作品への出演ということで緊張もひとしおだった様子。「クランクインの日に撮影したのが、いきなり『それとも、わ・た・し』と先生を誘惑するシーンでした。これから私、どうなっちゃうのかなって不安でした…」と撮影秘話を明かしてくれた。
英子の姉で、登場した瞬間に國立先生にキスをしてしまうインパクト大の榎本史織役の都丸は、作品を観た感想を聞かれて「恥ずかしくて観ていられなかったです!」と悲鳴に近い声を上げる。一方で、史織が妹愛の強いキャラクターだったことにも言及し「私も妹がいるので、いたずらはしないですが、気持ちはわかります」とシンパシーを感じる部分もあったようだ。
最後に登壇者を代表した小野の「すごく観やすい作品です!感想などをSNSなどで上げていただけると幸いです!」とのコメントで、イベントは和やかに締めくくられた。
取材・文/トライワークス