佐野勇斗、原作者の又吉直樹に褒められ「すごくうれしかったです」

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佐野勇斗、原作者の又吉直樹に褒められ「すごくうれしかったです」

お笑い芸人で芥川賞作家・又吉直樹が脚本を手掛けたミステリー映画『凜-りん-』の初日舞台挨拶が、2月23日にイオンシネマ板橋で開催。佐野勇斗、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑、金田哲(はんにゃ)、原作・脚本監修の又吉直樹、池田克彦監督が舞台挨拶に登壇した。又吉が佐野たちキャストについて「皆さんで良かったなと思います」と称えると、佐野や須賀は「すごくうれしかったです」と感激した。

ミステリーが大好きだという佐野は、今回のオファーをとても喜んだ。映画について「純粋にめちゃくちゃおもしろいという印象でした。実際皆さんのお芝居が集結して、めっちゃおもろいやんと。最後まで本当に見逃せないですよ」と映画をアピール。

又吉が本作を手掛けたのは10年前の28歳の時だそうで「お芝居として書いたものが、皆さんの身体を通したら、違ったものになった」と佐野たち若きキャストの魅力をアピールした。

07年に舞台化もされた同名作品を映画化した『凜-りん-』は、「百年に一度、笠を被ったバケモノが現れ、村から5人の子どもを連れ去る」という神隠しの伝説が残る村を舞台にしたミステリーだ。

又吉は当時やっていた舞台を振り返り「そのころはピースも6年目くらいであまり世に出ていませんでしたし、金田も一緒にやってました」と言うと、金田が「僕が2年目とかで。でも、28歳でこの作品を書いているからすごい」と改めて又吉の才能にうなった。

又吉は「村からから人がいなくなるミステリーはまだ続いてる。僕も綾部も(当時は)出ていましたが、消えてしまっている」と、海外にいる相方の綾部をいじると、金田が「いやいや」とツッコみ、会場は大爆笑となった。

取材・文/山崎 伸子

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