須藤友徳監督&下屋則子の対談が実現!大ヒット公開中の『Fate/stay night[HF]』第二章を語る
桜は“のびしろのある”女の子
――士郎役の杉山さんは、桜は「付き合うのに覚悟がいる女の子」と言っていましたが、監督はいかがですか?
須藤「“付き合いたい”とかそういう感情ではないです。[HF]の主人公は士郎で、桜はヒロイン。でも、いままでしてこなかった選択や葛藤を経て、桜はこれから自分の人生の主人公になる。桜というキャラクターがこの先、どう生きていくのかを見たいんです」
下屋「以前“女性として桜が好きなんですか?”と監督に質問したことがあるのですが、“桜ののびしろがあるところが好き”とおっしゃっていたんです。それは、その先が見たい。という事だったのですね。しっくりきました!」
須藤「桜の物語はまだ始まったばかり。その先をどう歩んでいくのかを見たいと思うのは、プレーヤーが一度は通る道ですね」
――第二章のここを観ておくとより第三章が楽しめるというポイントを教えてください。
須藤「泥の中であがく士郎と桜。それを見ている周りの人たちの視線や考えが交差してゆく。三章ではその物語がどう終幕に向かってゆくのか楽しんでいただければと思います」
下屋「第二章は、かなり衝撃的な終わり方をしているので、第三章はどんな展開があるのか、どんなラストを迎えるのか…。私も楽しみに待ちたいと思います。それまで何度も第二章を観て、いろいろな発見をしたいです」
取材・文/タナカシノブ
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