菅田将暉、広瀬すずらプレゼンターにも注目!伊藤健太郎に「間違いなく話題」と太鼓判
是枝裕和監督の『万引き家族』が最多8部門に輝き、幕を閉じた第42回日本アカデミー賞授賞式。菅田将暉がプレゼンターとして登場し、新人俳優賞を受賞した面々にエールを送ったほか、広瀬すずも個性的なファッションで会場を沸かせ、助演男優賞、協会特別賞のプレゼンターを務めあげた。
菅田将暉は「よく知っているヤツもいるので照れくさい」と新人俳優賞の受賞者を見渡しながら、「同世代の方と晴れやかな場所でまた出会えるのはうれしい。これからもおもしろいものを作っていきたいなとすごく刺激を受けました。受賞おめでとうございます!」と祝福した。
話題賞にも輝いた伊藤は、菅田から「僕の周りでも“伊藤健太郎”って、いっぱい聞くので。間違いなく話題になっている」と声をかけられてうれしそうな笑顔を見せるひと幕も。伊藤は「『コーヒーが冷めないうちに』を試写で観た時に、(塚原あゆ子)監督からお手紙をいただいた」と述懐。「『あなたは観ている人を幸せにする役者さんになれます』と言っていただいた。その言葉がすごくうれしくて、これからもこの言葉を大事に心のなかにとどめて、いい映画を作っていきたい」と力強く語っていた。
菅田と放送中のドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」で共演しており、『羊と鋼の森』で新人俳優賞を受賞したのが、上白石萌歌。菅田から盾を受け取り、笑顔を弾けさせた上白石は「お芝居をはじめて8年。思い悩んだり、苦しんだりを繰り返してばかりですが、間違いなく演じることに助けられている自分がいます。これからも責任と覚悟を持って、誰かの明日の活力になれるようなエネルギーを届けていけたら」と誓いの言葉。『羊と鋼の森』では姉の上白石萌音と共演を果たしたが、「お互いの一番の夢だった。うれしかった」と語っていた。
『三度目の殺人』(17)で第41回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を獲得した広瀬すずは、助演男優賞、協会特別賞のプレゼンターとしてステージに上がった。赤のドレスは、キラキラと輝くダイヤ柄の袖も特徴的で、凛々しい存在感で注目を集めていた。
また蒼井優は、真っ赤なふんわりドレス姿で司会業にトライ。初めての挑戦に「昨年はスピーチの滑舌が悪くて、自分の想いを伝えきれなかった。滑舌に気をつけて頑張りたい!」と熱く意気込み、役者陣に寄り添った質問を投げかけていた。
取材・文/成田 おり枝