悲惨なのに笑える?リーアム・ニーソン主演『スノー・ロワイヤル』からポスタービジュアルが解禁!
『96時間』(08)や『ラン・オールナイト』(15)など数々のアクション映画で“怒れる父親”を演じてきたリーアム・ニーソン主演の最新作『スノー・ロワイヤル』が6月7日(金)より公開決定。合わせて“キレる。”の文字が目を引く本作のポスタービジュアルが公開された。
リーアム演じる主人公のネルズ・コックスマンは、雪の町キーホーで模範市民賞を受賞するほどの真面目な除雪作業員。しかし、一人息子を地元の麻薬王バイキングの組織に殺されたネルズは、復讐のためにバイキングの組員たちを除雪キャリアで身に付けた土地勘と体力、そして“除雪車”を用いて次々と始末していく。しかし、バイキングたちはそれを敵対するネイティブアメリカンの麻薬組織の仕業だと勘違いし、誤って襲撃をしてしまい、2つのマフィアと警察を巻き込んだ四つ巴の戦いへと発展していく。
本作は、監督のハンス・ペテル・モランドが14年にノルウェーで制作した『ファイテイング・ダディ 怒りの除雪車』をハリウッドでセルフリメイクしたもの。プロデューサーには『パルプ・フィクション』(94)や『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)のマイケル・シャンバーグ、共演に『スターウォーズ/最後のジェダイ』(17)のローラ・ダーン、『オリエント急行殺人事件』(17)のトム・ベイトマン、『デイ・アフター・トゥモロー』(04)のエミー・ロッサムら豪華俳優陣が名を連ねる。
今回解禁されたポスタービジュアルでは、ネルズが男性の死体を引きずり、その背後に血に染まった除雪車と木に突き刺さった車が描かれ、彼の復讐劇がとんでもない方向へと進んでいくことが予感されるものとなっている。それと同時に、羽が生えた十字架の大群やポスター内に散りばめられた十字架のモチーフが、どことなくユーモラスな雰囲気を放っており、「壮絶な“全くかみ合わない”戦いがはじまる。」という間の抜けたキャッチコピーも相まって、本作がリーアムお得意の復讐劇とはひと味違うものであることを予感させる。
すでに公開された海外では「タランティーノが『96時間』を撮ったらこうなる」(The Mercury News)、「ファーゴのキレ味とセンスあり!」(VARIETY)というレビューも各メディアから出ており、これまでのリーアム出演アクションクライム作品のイメージを覆すであろう本作に期待は高まるばかりだ。
文/編集部