『劇場版ウルトラマンR/B』公開に、湊3兄妹が笑顔で生変身!「気合が入る変身になりました」
1966年の放送開始以来、世代や時代を超えて支持されてきた特撮ヒーローの最高峰「ウルトラマン」の劇場版最新作『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』の公開初日舞台挨拶が8日、新宿ピカデリーにて開催。平田雄也と小池亮介、其原有沙、眞鍋かをり、内田雄馬、武居正能監督が登壇し、公開初日を迎えた喜びを笑顔で語った。
シリーズ初の「兄弟ウルトラマン」ダブル主人公で話題を集めた「ウルトラマンR/B」は“家族”をテーマに、ウルトラマンの力を得た若い兄弟が厳しい戦いの中でヒーローとして成長していく姿が描き出される。今回の劇場版では新たな強敵の出現に加え、シリーズ前作「ウルトラマンジード」の主人公・朝倉リクの登場。さらに“ウルトラウーマングリージョ”や“ウルトラマングルーブ”が鮮烈なスクリーンデビューを飾る。
湊家の長男、カツミ役を演じた平田は、初日を迎えた心境を聞かれると「すごくテンションが上がっています!」と意気揚々と語り「遠足に行くようなワクワクした感覚があります」と述懐。そして「ものすごい人数のスタッフさんが全力で力を注いでくださって、いい作品にしようとしてくださった。家族だったり仲間や友達、いろんな人のありがたみを感じていただけたら幸いです」と、テレビシリーズから駆け抜けてきた共演者やスタッフへの感謝を込めながらコメント。
一方、謎の戦士、ウルトラマントレギアの声を担当した内田は、会場に集まった子どもたちのことを気遣いながら「トレギアが大好きなおじさんです!」とにこやかに挨拶し、「トレギアさんは鋭角な武装をしていて、怖そうだと最初は思っていたけれど、知っていくとただの悪いヤツじゃないなと思うようになった」と明かす。そんな内田に対し武居監督は「元々あったトレギアのイメージに近い内田さんにやってもらえたのはありがたかった。ハマったな、と思います」と大絶賛。あまりのうれしさに内田は言葉を噛んでしまう一幕も。
舞台挨拶の終盤には湊3兄妹が超進化戦闘形態である“ウルトラマングルーブ”へと変身し、会場は大盛り上がり。「今まで以上に気合が入る変身になりました」と語る平田に、母・ミオを演じた眞鍋は「自分の子どもたちなので3人分まとめて可愛いです」とにっこり。それに負けじと内田もウルトラマントレギアに変身したり、父・ウシオを演じた山崎銀之丞から届いたサプライズメッセージで登壇者全員が笑顔になるなど、終始ほっこりとした空気が流れつづけた。
そして最後に、次男・イサミ役の小池が「昨年7月に放送がはじまってから一歩ずつ歩んできて、劇場版というゴールを迎えられて嬉しい。見てくださる人と寄り添いながらやってきたので、これからも一歩ずつ頑張っていきたいと思います」と語ると、武居監督も「この劇場版で『R/B』の物語は一区切りするけれど、彼らの物語はどんどん未来に続いていきます。応援をお願いします!」と、今後のシリーズ作への参戦を大いに期待させるコメントで会場を沸かせた。
取材・文/久保田 和馬