横山裕が優しく熱い剣豪役に!堤真一×岡村隆史『決算!忠臣蔵』に参戦
これまでに歌舞伎・舞台・映画・ドラマなど多彩な上演形式で語り継がれ、300以上もの作品が作られている「忠臣蔵」。年末の風物詩でもある国民的物語を新たな視点で映画化した『決算!忠臣蔵』が19年の冬に公開される。映画全編が“関西弁”で撮影され、さらに主役の大石内蔵助役に堤真一、内蔵助を支える貧乏なそろばん侍の矢頭長助役に岡村隆史など、豪華キャストの出演が発表されている今作から、このたび、関ジャニ∞の横山裕が参加することが発表された。
『予告犯』(15)、『忍びの国』(17)など話題作でメガホンを取ってきた中村義洋が監督する本作。東京大学の山本博文教授による「『忠臣蔵』の決算書」を原作に、大石内蔵助が実際に残した決算書を基にした、赤穂浪士たちの討入り計画の実像をお金の面から描く。物語は「松の廊下」事件により、藩主・浅野内匠頭を亡くし、お家断絶となった赤穂浪士が路頭に迷うところから始まる。大石内蔵助は嘆く暇もなく、矢部長介の力を借り、武士たちのリストラに励むが、その努力もむなしく、お家再興の夢は断たれてしまう。だが、江戸の庶民たちは赤穂浪士たちの仇討を熱望しており、その空気に動かされ内蔵助は計画を練ることに。しかし、討入りには現在の価格にして9500万円の予算が必要ということが発覚。果たして赤穂浪士たちは予算内に仇討を達成することができるのか…。
横山はドラマ「赤穂浪士」(99)で大石主税を演じて以来、実に20年ぶりの忠臣蔵作品への出演となり、今作では赤穂浪士・不破数右衛門の役を演じる。剣豪ながら不品行のせいで、浅野家より暇を出されて浪人となったが、赤穂藩のお取り潰しを知り、内蔵助と共に、討入りの中心メンバーとして活躍する。横山はクランクイン前から殺陣の稽古に挑むなど気合十分で、その腕前は殺陣師の先生が驚くほど。「初めて本格的な殺陣に挑戦したのですが、自分自身出来上がりが楽しみです」とコメントしている。
濱田岳、妻夫木聡、石原さとみ、竹内結子など若手から実力派まで日本を代表するキャスト陣の出演も決まっている本作。一風変わった切り口の忠臣蔵をぜひ劇場で体感してほしい。