宮野真守がエディ・レッドメインとのエピソードを披露!ファンの熱気に「誇りに思います」
J.K.ローリングが生み出した「ハリー・ポッター魔法ワールド」の最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のデジタル先行配信開始とBlu-ray&DVDリリースを記念して20日、東京・お台場のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にてファンイベントが開催され、主人公ニュート役の日本語吹替えを担当した宮野真守が登壇。詰めかけたファンの前で本作への想いを語ったり、人気セリフの生披露や公開生アフレコにも挑戦するなど、会場を大いに盛り上げた。
前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16)に続き、魔法動物学者のニュートを主人公にした本作。ニュートと仲間たちが、魔法界と人間界をおびやかす“黒い魔法使い”グリンデルバルドを追ってパリへと向かい、世界を救うために立ち向かっていく姿が描き出される。日本では昨年11月23日に公開され、週末動員ランキングで3週連続No.1を獲得。興行収入65.6億円の大ヒットを記録した。
ニュートをイメージした衣装で登場した宮野が魔法の杖を振ると、会場からは割れんばかりの黄色い歓声が。そして、日本での興行成績がイギリスを超えて世界第2位となったことを知らされ「すごっ!みんな頑張ったね!」と飾らない反応で喜びの笑顔を見せると、「ファンのみなさまに支えられた結果だと思います。日本は声優文化が発達しているし、僕が吹替えに決まった時も応援してくださった。これだけの盛り上がりを見せることができて、みなさんのことをとても誇りに思います」と感謝を述べる。
「ハリー・ポッター」シリーズではロン・ウィーズリーの兄パーシー・ウィーズリーの声を担当していた宮野は、この「ファンタスティック・ビースト」シリーズで主人公のニュート役を任されたことについて「やらせていただけること自体が光栄でした」と振りかえり「このシリーズは自分の原点でもあり、成長した自分を見せるという気概があったので、特別な想いがありました」と述懐。さらに本作の収録に臨んだ時の心境やキャラクターの魅力、また7000セット限定で発売される、約7分の未公開シーンが追加された「エクステンデッド版」の見どころなどを熱弁。
そして昨年11月に行われたジャパンプレミアの場で、ニュートを演じるエディ・レッドメインに2度目の対面を果たした際のエピソードを披露する宮野。「収録の時からずっとエディのことを見ていたので、僕自身の中では一緒にロケ行っていた気分でした」と笑いながら、レッドカーペットでエディから握手を求められ「また会えて嬉しいよ」と声をかけてもらった驚きと喜びを語る。
「『ものすごい作品が出来上がりましたね』ってお伝えさせていただいたら、エディは『あとはお客さんがどう感じてくれるかだね』と言ってくれた。みなさんが何回も観てくれたことが、エディへの答えです」と改めファンへの感謝をあらわにし、会場からは大きな拍手が巻き起こった。
取材・文/久保田 和馬