太宰治の不朽の名作を大胆に再構築!アニメーション映画『HUMAN LOST 人間失格』公開決定

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太宰治の不朽の名作を大胆に再構築!アニメーション映画『HUMAN LOST 人間失格』公開決定

今年で生誕110周年を迎える太宰治の代表作にして日本文学屈指の傑作「人間失格」を、劇場アニメーションとしてダイナミックにリメイクした『HUMAN LOST 人間失格』が2019年に全世界公開されることが決定。ティザービジュアルとティザーPV、そしてメインスタッフ&キャストが一挙に解禁された。

現地時間22日、アメリカ・シカゴで開催された全米有数の規模を誇るポップカルチャーイベント「CHICAGO COMIC & ENTERTAINMENT EXPO(C2E2)」のステージイベントに、メガホンをとる木崎文智監督とアニメーション制作を手掛けるポリゴン・ピクチュアズ代表取締役・塩田周三、プロデューサーを務める株式会社スロウカーブの代表取締役・尾畑聡明が登壇し、その詳細が発表された本作。

物語の舞台は医療革命により“死”を克服した昭和111年の東京。究極の社会システムによって人々は120歳の寿命が保証された反面、経済格差や環境汚染などの様々な歪が産み出され、日本は文明の再生と崩壊のふたつの可能性の間で大きく揺れていた。そんな中、薬物に溺れ怠惰な暮らしを送る大庭葉蔵は激しい闘争に巻き込まれ、そこで“ヒューマンロスト現象”を起こした異形体に遭遇。不思議な力を持った少女・柊美子に命を救われ、自分もまた人とは違う力を持つことを知る。

主人公・大庭葉蔵の声を担当するのは声優やアーティストなど幅広く活躍する宮野真守が抜擢。またスーパーバイザーには「踊る大捜査線」シリーズなどを手がけたヒットメイカー本広克行。さらに脚本を「マルドゥック・スクランブル」などで知られる小説家・冲方丁が担当し、キャラクターデザインには数々の名作ゲームやアニメーション作品を手がけてきたコザキユースケ、コンセプトアートを富安健一郎が担当するなど、豪華クリエイター陣が集結。

破滅に至った1人の男の生涯を描き、その深い死生観と文学性で今なお強烈な衝撃を与え、世界中で読み継がれている不朽の名作が、誰も想像しえなかった形で再構築された本作。誰も観たことのない「人間失格」に、世界中が驚愕することになるだろう。続報に注目したい。

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