京極夏彦の小説をアニメ映画化『豆富小僧』の声優に深田恭子&武田鉄矢が決定!

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京極夏彦の小説をアニメ映画化『豆富小僧』の声優に深田恭子&武田鉄矢が決定!

京極夏彦の小説『豆腐小僧双六道中ふりだし』をアニメ映画化した『豆富小僧』(2011年GW公開)。同作の声優を深田恭子、武田鉄矢が務めることが決定した。

人間と妖怪が共に暮らしていた頃の江戸時代へ遡る同作。お盆に載せた豆腐を持つだけが取り柄の豆富小僧は、間の抜けた外見と、弱虫な性格からまったく人間を怖がらせることができず、父親に怒られ、他の妖怪たちからも馬鹿にされている。母親がいない豆富小僧は、「おっかさんを探しに行こう!」と旅に出るところから物語は始まる。

本作の主人公・豆富小僧の声を務める深田は、今回が声優初挑戦となる。初アフレコについて、深田は「声の出し方や声だけの演技が難しく、苦戦していますが、自分の声でスクリーンを動き回る豆富小僧を観るのが楽しみ」と、完成を心待ちにしているようだ。豆富小僧の指南役・達磨の声を務める武田は、達磨の立場になり「私の務めは、こやつ(豆富小僧)を天下一の人気者にすることと思い定めております。豆富小僧よ、人の世と美しき天地を結ぶ架け橋となれ」と豆富小僧にメッセージを送った。

ふたりをキャスティングした杉井ギザブロー総監督は「深田さんの可愛らしさと、一途なところが豆富小僧のキャラにぴったりなので、深田さんしかいないと思った。武田さんは、役に合わせてもらうのではなく、役と武田さんのキャラがシンクロすることで、映画としての完成度が上がると思います」とふたりに期待を寄せた。小岩井宏悦プロデューサーは「豆富小僧は、色白でプクっとしていて可愛らしいので、すぐに深田さんの顔が浮かんだ。達磨は、とにかく知恵モノで豆富の指南役ですから、日本一の先生といえば、やはり武田さんしかいないとお願いしました。予告用に収録を行いましたが、深田さんはとにかく可愛く、ダメダメな妖怪を切なく演じていて『大丈夫だよ』と豆富小僧を抱きしめたくなります」と絶賛した。

劇場公開用長編3Dアニメーション映画として製作される同作は、2011年1月完成予定、2011年GWロードショーを目指す。【Movie Walker】


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