『ハリー・ポッター』最終章でロンたちが来日!「今までになくダークで大人な作品」と宣言

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『ハリー・ポッター』最終章でロンたちが来日!「今までになくダークで大人な作品」と宣言

人気ファンタジー映画シリーズ最終章の前編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(11月19日公開)で、ロン役のルパート・グリント、ロンの妹ジニー役のボニー・ライト、ルーナ役のイヴァナ・リンチが来日し、11月18日に六本木のグランドハイアット東京で来日記者会見を開いた。

宿敵ヴォルデモート抹殺の鍵となる分霊箱を探すハリー、ロン、ハーマイオニーたち。様々な犠牲を払い、固い友情で結ばれた彼らだったが、行く先々で闇の強大な力が忍び寄る。最終章の見どころを、10年間にわたってロン役を演じてきたルパートがこう語った。「ロンも僕も成長したよ。もう制服を着てないし、舞台も学校ではない。今までとは違う、ダークで大人な感じで、ハリーやハーマイオニーとの3人の関係性も変わっていく。ロンは嫉妬もするし、精神的に追い詰められていく。でも、複雑な役をやれて、とても楽しかったよ」。

劇中では随分と体がたくましくなった印象を受けるルパートだが、「エクササイズはしてないよ。僕は怠惰なタイプだし。でも、走ったりするアクションは楽しめたよ」とコメント。本作の撮影が終了した今の心境については「この10年間、僕の人生は『ハリー・ポッター』シリーズそのものだった。撮影が終わった時は悲しくて、虚しかった」と語ったが、今は新たなステージに向かっている感じだ。「これだけ多くの皆さんに観てもらった作品に出演してきたので、僕=ロンっていうイメージは常につきまとってきた。でも、僕は気にしてないし、このシリーズに出演できたことを心から誇りに思っている。終わってみて、正直、開放感も感じているし、また、新しいことをやってみたい」。

ハリーと心惹かれ合うジニー役のボニーは、ハリー役のダニエル・ラドクリフとのキスシーンについて「旅に出なければいけない日の朝で、悲しいキスだったの。でも、別れの中にも、また戻って来たら会えるという温かい気持ちがあったと思うわ」と語った。また、原作小説の大ファンだというイヴァナは、原作者のJ.K.ローリングからファンレターの返事をもらったこともあるという。「J.K.ローリングさんに『ルーナ役をなんとか演じたい』と書いた手紙を送ったら『あなたならできる!』と言ってもらって、自信がついたの。大好きな映画の中に私の名前がクレジットされたことは、とても嬉しかったわ」。

また、気になるPART2の見どころについて、ルパートが「第2部では、ロンとハーマイオニーとの恋愛関係がより描かれるよ。また、戦争映画に近い作品になると思う」と言うと、ボニーも「戦いのシーンでは、ものすごいエネルギーを感じて、心が高揚すると思うわ」とアピール。

明日19日(金)に封切られる最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』で、いよいよハリーたちの冒険は佳境に入る。丁寧に描かれた人間ドラマも見応えがあり、PART2が待ちきれない展開も憎い。是非この週末は映画館に出かけて、ハリーたちのファンタジーワールドへ飛び込もう!【Movie Walker/山崎伸子】

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