本物のヤクザ700人が大乱闘!台湾映画界が放つ衝撃作がいよいよ日本公開
『海角七号 君想う、国境の南』(08)のメガヒットを発端に、年間20本にも満たなかった映画製作本数が50本近くに増加するなど、著しい活性化を見せている台湾映画界。そんな勢いを象徴するかのような、エネルギーに満ちあふれた作品が12月18日(土)より公開となる『モンガに散る』だ。
舞台となるのは1986年の台北・モンガ。台湾最大の歓楽街にして、黒社会の抗争が絶えない街としても有名なこの地で、固い友情と絆を育んでいく不良少年たち。だが青春を謳歌していたのも束の間、新興勢力が街に乗り込んできたのを境に、彼らの運命が大きく狂い出していく。
なんとも切ないストーリーや、人気ドラマ「ハートに命中100%」で注目されたイーサン・ルアン、「ブラック&ホワイト」のマーク・チャオといった若手俳優たちの熱演もさることながら、随所で炸裂するアクションも本作の見どころの1つとなっている。なかでも圧巻なのが、主人公たちとヤクザが街中で繰り広げる乱闘シーン。なんと本物のヤクザが700名近くもエキストラ出演し、大通りを埋め尽くしながら壮絶な殴り合いを繰り広げるのだ。ちなみに全員が友情出演だというのだから、台湾映画の懐の深さには恐れ入ってしまう。
映画を面白くするなら、本物のヤクザにも出演してもらう。そんなガッツあふれる台湾映画界の気骨を、是非本作で体感してもらいたい。【トライワークス】
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