THE RAMPAGE・吉野北人「イジられるのが好き(笑)」と告白!演技初経験で見えた“新たな世界観”
「伝説の王子」の座を巡り、個性豊かなイケメン王子たちが壮絶なバトルを繰り広げる映画『PRINCE OF LEGEND』(公開中)。バリエーション豊かな魅力的な王子たちが画面いっぱいにひしめくなかでも年下組となる「Team ネクスト」のダンス王子レッドこと天堂光輝を演じたのが、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの吉野北人だ。“磨けば光る原石集団の圧倒的センター”という役柄を自然体な魅力で演じている吉野に、映画初出演となった本作へかける想いや撮影中のエピソードを聞き、その素顔に迫った。
吉野演じる天堂光輝は、果音への想いから同じ学園へ入学するという若干ストーカー的な気質を見せるも、その愛くるしいイケメンっぷりに胸キュン必至。最初は弱気だったものの、果音を振り向かせるため次第に男らしい姿に変貌する吉野の魅力につい引き込まれる。
「愛情を感じるので、イジられるのが好きなんです(笑)」
ドラマからスタートした本作。今回が初の演技、映画出演となった吉野は「お芝居はもともと興味がありやりたいなと思っていたので、このお話がきた時は素直に嬉しかったです!」と明かす。とはいえ、“王子が大渋滞”という一筋縄ではいかない本作の設定に「今回が初のお芝居でしたし、王子という、ぶっとんだ役を演じることに最初は不安もありました。でも、本当にいい経験ができたなと。この現場、この作品が初めてで本当に良かったなと思います」と真摯に語る姿が印象的だ。
年下の光輝は、劇中でほかの王子からイジられることも多いが「僕もめちゃくちゃイジられるんですけど、好きなんです(笑)先輩からは嬉しいですし、年下からもイジられますね」と明かし、本作で共演した片寄涼太からのイジりには「愛情を感じる」と顔をほこばせる。大好きな果音を振り向かせるために積極的な自分へと成長を遂げていく光輝だが、自身と似ている部分については「光輝は憧れの女性に振り向いてもらうために、めちゃくちゃ努力をするんです。僕もアーティストとしてずっと駆け上がっていきたいという想いがあるので、そういう部分は通ずるところがあるかなと思います。すみません真面目で(笑)」と素顔を覗かせた。
「キスシーンは、僕もやっておけばよかった(笑)」
光輝が属する「Team ネクスト」は、ダンス王子が集まるチームだが、劇中では「伝説の王子選手権」のなかで“アクション対決”を披露。踊りを交えたアクションをこなすという、奇想天外なシーンが繰り広げられるが「最初は普通のアクションをするのかなと思っていたんですけど、ダンスを取り入れながらアクションするって、さすがダンス王子と思って(笑)」と明かす。「僕以外の2人はパフォーマーなので、すんなりいっていたんですけど、僕は結構苦戦しました」とグループでボーカリストを務める吉野は苦労を吐露。しかし完成シーンには自信をみせ「最後は裏拳で倒すという、これで倒れるのかっていうアクションでしたけど(笑)。かなりシュールで面白かったです。笑えるアクションってなかなかないので良かったです」と笑顔を見せる。
そんな吉野の“推し王子”を聞くと、「僕はヤンキー王子の兄・尊人さん。男らしくて少し可愛い部分もあったり、一途というか言葉をストレートに言ったりする所がいいなと思います」。本作で、ドラマでの尊人と果音のキスシーンについては「いやぁ羨ましかったですね!自分も台本にはなかったんですけど、やっとけばよかったなって(笑)。あっさりやる感じがまたカッコよかったですね。勉強になりました!」とはにかむ。普段は「あまり女性の仕草には魅かれない」という吉野だが、好きな女性のタイプについては「ちゃんとしている子がいいですね。感覚が一緒というか、夢がきちんとあったり、お互い切磋琢磨できる関係がいいです。あとは頼ってほしいし、僕も頼りたい。甘えたいですし、甘えられたいし、全部欲しい(笑)」と茶目っ気たっぷりに語った。
「自分を鍛えていって、もっともっと大きい人物になりたい」
THE RAMPAGEの一員として人気を集める吉野だが「今回初めてお芝居をやってみて、また違う世界感がありました。先輩方もお芝居するだけではなく、現場を盛り上げたり周りへの気遣いであったり、そういう部分もお芝居の世界にはあるんだなと勉強になりましたし。先輩方もすごく優しく導いてくれたので、お芝居の世界がより好きになりました」と明かす。グループ活動と俳優とでは「別の楽しさがあって、どちらも好き」と話す吉野。俳優として「一つのジャンルに偏るのではなくて、色々なことができる役者さんになりたい。だから色んなもの、色んな人を見て沢山のことを感じ、なんでもできるようにいまから鍛えておきたいです」と熱く語る。
自身の今後については「グループでもそうですし、個人としても開花したい。沢山の方々に自分を知っていただいて、THE RAMPAGEにしっかりと還元していって、もっともっと大きい人物になりたいですね」と目を輝かせた。
取材・文/富塚 沙羅
「PRINCE OF LEGEND」大特集で、華麗なる王子たちがW表紙を飾っています。