カンヌ映画祭オープニング作品は、オールスターキャストのジャームッシュ監督のゾンビ映画!
5月14日に開幕する第72回カンヌ映画祭のオープニング作品に、ジム・ジャームッシュ監督のゾンビ映画『The Dead Don’t Die(原題)』が選ばれた。オープニング作品であると同時に、コンペティション部門出品作品となる。
主演にはビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーブ・ブシェーミ、そしてトム・ウェイツといったジャームッシュ映画の常連とも言えるオールスターキャストが集結する。
月が低く大きく輝く夜、小さな街に奇妙な出来事が起き始め、夜の訪れとともに蘇るゾンビたちと街の人々が対峙することに。ジャームッシュ監督は、初監督作『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(84)でカメラドール(新人監督賞)を受賞、2005年の『ブロークン・フラワーズ』でグランプリを受賞している。
今年のカンヌ映画祭のコンペティション部門審査委員長はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が務めることが発表されている。イニャリトゥ監督は『アモーレス・ペロス』(03)がカンヌ映画祭の併設部門批評家週間で上映され注目を集め、『バベル』(05)で第59回カンヌ映画祭監督賞を受賞。2010年の『ビューティフル』では、主演のハビエル・バルデムが男優賞を受賞している。
『The Dead Don’t Die(原題)』以外のコンペティション部門候補作は、フランス時間4月18日に発表される。カンヌ映画祭でワールドプレミアが行われたのち、アメリカでは6月14日に公開となる。日本公開日時は未定。
文/編集部
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