光源氏役の生田斗真、次々出てくるラブシーンに「緊張して眠れない日もあった」
紫式部の源氏物語が誕生してから千余年の時を経て映画化される『源氏物語』(2011年12月公開予定)。同作のクランクアップに先立つ11月23日、滋賀県琵琶湖畔に総工費2億円をかけて設営されたオープンセット、藤原道長の土御門邸で製作報告会が行われ、出演者の生田斗真、中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之、鶴橋康夫監督が出席した。
光源氏役で主演を務める生田は「光源氏はこれまで数々の俳優さんが演じてこられたので、プレッシャーがありつつも、楽しみながら、監督のもと、一生懸命やっています。ラブシーンが次々と出てくる撮影なので、緊張して眠れない日もありました」と、主演というプレッシャーを感じつつ撮影に挑んでいるようだ。その生田に対し、東山は「『源氏物語』に2回も関わることができ、俳優として幸せなことだと感じています。ただ最初、藤原道長役と聞き、『光源氏じゃないんだ』と思いました(笑)。俺も生田斗真にまだまだ負けていられないですね」と、先輩らしいエールを送り、自身が演じる藤原道長について「紫式部とのラブシーンは見応えのあるシーンになっていると思います」と見どころを紹介した。プレッシャーが強いという紫式部役の中谷は、「撮影では、東山さん演じる藤原道長との男女の睦事のシーンの際、監督より平安時代の男女の営みについて詳しく説明を受けたことが印象的でした」と監督とのエピソードを明かた。安倍晴明役の窪塚は「自分で練った呪文が監督によってシーンに反映されるなど、自由にやらせてもらっています」と、撮影を楽しんでいる様子だ。鶴橋監督は生田について、「斗真はただただかわいい。この(生田斗真の)顔の右には知性を、左には素直さをたたえている。時間が許せば、彼でもう一回映画を撮ってみたい」と大きな期待を寄せた。
岩手、京都を中心に撮影を行っている同作は、年内にクランクアップ予定、2011年12月公開を目指している。【Movie Walker】