栗田貫一、モンキー・パンチ氏との思い出語る「ご一緒に食事を…」
『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』が5月31日(金)より公開となる。それに先駆け、4月24日(水)に東京の新宿バルト9にて完成披露舞台挨拶が行われ、ルパン三世を演じた栗田貫一、殺し屋のビンカムを演じた宮野真守、小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇した。
本作は「LUPIN THE IIIRD」シリーズの第3弾として展開されるもので、愛し、惑わし、刺し、奪う…そんな不二子の魅力が詰まった作品となっている。殺し屋ビンカムに追われ、少年ジーンと共に逃げることとなった不二子は絶体絶命の危機に陥ってしまう…。
今月17日、漫画「ルパン三世」の原作者、モンキー・パンチ氏が亡くなった。彼は、本作で新たな峰不二子が生み出されることを楽しみにしていたという。
そんなモンキー氏との思い出について栗田は「最後にお会いしたのは1年半くらい前。先生の出生地である浜中町で、一緒に食事をいただきながら、お酒を交わしました。残念ながらその時が先生とお会いした最後でした。先生は、僕がまだ右も左も分からない時から、いつもスタジオのガラス越しにニコッと笑ってくださって。撮影が終わった時も、『お疲れさ~ん』と言ってくださっていた」と振り返り、「モンキーさんに預けていただいたルパンという作品を、一生懸命これからも頑張っていきたいと思っています」と意気込んだ。
また、小池監督は「(モンキー氏は)このシリーズを応援してくださっていて、一緒にいると温かく包んでくれるようなイメージの方でした」と肩を落としていた。
舞台挨拶の後半では、シリーズ初参戦となった宮野が「子どもの頃から憧れの作品でした。(声優陣の)エネルギーに満ちあふれる姿を見ていたので、いつか参加できたらなと思っていたので、今回呼んでいただけて嬉しかった。アフレコ現場では栗田さんが優しく迎え入れてくれて和ませてくれていました」と、和気あいあいとした現場の雰囲気についても明かし、シリーズに参加できた喜びを語った。
取材・文/平井あゆみ