ラミ・マレックが「007」シリーズに参戦決定!謎に包まれていた新情報が一気に明らかに
イアン・フレミングの人気小説シリーズを原作に、半世紀以上にわたり世界中で愛されつづける「007」シリーズの待望の最新作『BOND25(仮題)』が、2020年に公開されることが決定。日本時間25日にシリーズゆかりの地であるジャマイカで行われたローンチイベントにスタッフ・キャストが集結し、これまで謎に包まれていた最新作の新情報が明らかにされた。
イベントが行われたジャマイカは、フレミングが物語の執筆の拠点とし“ジェームズ・ボンド”を生み出した場であると同時に、記念すべきシリーズ1作目『007/ドクターノオ』(63)の撮影が行われた場所でもある。イベントの冒頭で、製作のバーバラ・ブロッコリは「前作で英国諜報員を卒業したボンドは、ここジャマイカの豪華な家でリラックスしている。そこから物語がスタートします」と、最新作がシリーズの聖地ともいえる場所から始まることを明言。
つづけて最新作に登場するキャスト陣が続々と発表。ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグはもちろんのこと、続投キャストとしてレイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ロリー・キニア、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト。さらに新キャストとしてアナ・デ・アルマス、ダリ・ベンサーラ、デヴィッド・デンシック、ラッシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセン。そして『ボヘミアン・ラプソディ』で第91回アカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックの名前も。
別の仕事のため、この日のイベントに参加が叶わなかったラミは、会場に届けられたメッセージ映像の中で「最新作のキャストとクルーたちに会えることをすごく楽しみにしているよ!」と述べると「そして…Mr.ボンド君。25作品目のミッションは決して簡単に乗り越えることはできないだろう…」と意味深な言葉も。詳細についてはまだ明らかになっていないが、前々からの噂通りラミが悪役を務める可能性は高そうだ。
また、この25作目を最後にジェームズ・ボンド役を降板することを明言しているダニエルは「ボンドというキャラクターは、違った役者が演じても一貫性が保たれている。それが長年愛される理由なんだ」とコメント。そして監督に抜擢されたキャリー・フクナガ監督は「今作はこれまでの作品の中で“最高の007だ”といわれるものを仕上げ、ダニエルに有終の美を咲かせてから、次にバトンタッチしたい」と強い意気込みをのぞかせていた。
現時点でまだタイトルは明らかにされていないものの、このイベントの模様が全世界同時ライブストリーミングされるやこれまで以上に大きな注目を集めている本作。はたして今度はどんな困難がボンドを待ち受けているのか…。その全貌が明らかになる瞬間まで目が離せない!
文/久保田 和馬