ジェームズ・マカヴォイとアリシア・ヴィキャンデルが初共演!名匠が描くラブサスペンスが日本上陸
『パリ、テキサス』(84)で第37回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞し、『ことの次第』(82)で第39回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞するなど、映画史にその名を刻む傑作を数多く世に送り出してきた名匠ヴィム・ヴェンダース監督の最新作『世界の涯ての鼓動』が8月2日(金)から公開されることが決定。このたびメインビジュアルが解禁された。
本作はノルマンディーの海辺に佇むホテルで出会った男女を描いたラブサスペンス。わずか5日間で情熱的な恋に落ちた生物数学者のダニーと、MI-6の諜報員ジェームズ。互いに生涯の相手だと気付いた2人だったが、ダニーはグリーンランドの深海に潜り地球上の生命の起源を解明する調査のため、ジェームズは南ソマリアに潜入し爆弾テロを阻止する任務のため離ればなれに。そして2人は、それぞれの地で極限状態に追い込まれることに…。
ダニーを演じるのは『リリーのすべて』(15)で第88回アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデル。そしてジェームズ役には「X-MEN」シリーズのプロフェッサーX役で知られ、『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(11月1日公開)も控えるジェームズ・マカヴォイ。初共演となる2人が極限の死地のなかで最愛の人を想う恋人たちをエモーショナルに演じきる。
ロマンティックな美しさをたたえたノルマンディーの海岸に、人類の原風景のようなグリーンランドの広大な海、そして砂に包まれた峻厳な南ソマリア。地球の果てまでもとらえる壮大な映像美と、狂おしくも切ないストーリーに心震えること間違いなしの本作。73歳になった現在でも精力的に作品を発表しつづけるヴェンダース監督が送る、新たな愛の物語を是非ともスクリーンで味わってほしい。
文/久保田 和馬