フランスの新鋭美人女優が妖しくも恐ろしいクリーチャーに変身

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フランスの新鋭美人女優が妖しくも恐ろしいクリーチャーに変身

『ソウ』シリーズや『リミット』(10)など、密室スリラーブームの先駆けとなった『CUBE』(97)で衝撃的なデビューを飾ったヴィンチェンゾ・ナタリ監督。その久々の新作『スプライス』が2011年1月8日(土)に公開される。

科学者の夫婦クライヴとエルサは、人間と動物のDNAを配合して新生命体を創り出すという禁断の実験を行なう。ふたりは誕生した新生命体を“ドレン”と名付け、秘密裏に育てることに。ドレンは急速に美しい女性へと成長するが、彼女の進化は止まらず、遂には恐ろしいモンスターと化してしまう。そして、彼女を抹殺しようとしたクライヴとエルサは、逆にドレンの恐るべき目的に巻き込まれていく。

キャストも豪華で、クライヴ役に『戦場のピアニスト』(02)で史上最年少となるアカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ、エルサ役に『死ぬまでにしたい10のこと』(03)で高い評価を受けたサラ・ポーリーという実力派が科学者夫婦を好演している。

また本作は、『ヘルボーイ』(04)や『パンズ・ラビリンス』(07)などの作品を手掛けてきたギレルモ・デル・トロが製作総指揮を担当しているだけに、劇中に登場するクリーチャー、ドレンのビジュアルにも注目だ。最初はネズミのような外見だが、人間の美女そっくりになり、恐ろしい形態へと進化していく。そのドレンを演じるのはフランスの美人女優、デルフィーヌ・シャネアック。特殊メイクを施したクリーチャー役とはいえ、妖しく不思議な魅力を放っていて、今後注目したい女優だ。

ちなみに本作は、『CUBE』の約100倍に当たる制作費がかかっているという。CGを用いればいくらでもクリーチャーが作れるはずだが、そこをあえて人間に演じさせたところに製作陣のこだわりが感じられる。【トライワークス】

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