東映アニメーションの新たな挑戦!「100年アニメプロジェクト」が始動
「ONE PIECE」や「ドラゴンボール」「美少女戦士セーラームーン」など時代を代表する人気アニメを数多く生み出してきた東映アニメーションが、新しい発想を持つクリエイターと共に100年続くアニメを制作したいという想いから「東映アニメーション 100年アニメプロジェクト」を始動させた。
本プロジェクトは、未経験者でも挑戦できるアニメの企画募集3コースと、経験者を対象にクリエイター&製作プロデューサーを募集するコースの全4種類。創立から60年以上の長い歴史を持つ東映アニメーションにとって、アニメ企画の一般公募を行うのは初めての試みとなる。
企画募集はアイデア重視の「コースA:だれでもアニメコース」、企画の完成度を重視した「コースB:プロでもアニメコース」、そして名作アニメ「一休さん」を自由な発想でリメイクする「コースC:みんなでリメイクコース」に分かれているとのことで、それぞれの概要や詳細については公式ホームページを確認してほしい。
今回のプロジェクト立ち上げにともない、東映アニメーション代表取締役社長の高木勝裕は「世に出て行く作品数に対してヒット作が少ないと感じている」と現在のアニメ業界が置かれている状況について本音を述べ「世間の目に触れる機会がなければ自己満足で終わってしまう。多くの人を巻き込むことで、作品は出来上がっていくものだと考えております」とコメント。これまでになかった新しい視点の企画が生まれることを期待して、今回のプロジェクト実施に至ったことを明かした。
そして「うまい、下手ではありません。こんな発想があったのかと驚きを感じさせる内容をお待ちしております。アイデアをお持ちの方には本プロジェクトを是非活用してほしい。私たちは作品を成功させるための長年培ってきたノウハウがあります。海外進出も視野に入れ、しっかりとバックアップしていきたい」と語った。
どのコースも大賞を受賞すればテレビアニメーションやWeb配信、劇場公開、さらには海外展開など、企画に合わせたメディア展開を予定している本プロジェクト。型にとらわれない斬新な発想や温めつづけている企画をお持ちの方は、是非とも参加してみてはいかがだろうか。
文/久保田 和馬
https://toeianim-100p.jp/