志尊淳が肉体あらわに、息遣いまで生々しいベッドシーンを披露!カンヌも絶賛した「潤一」とは?<写真13点>
いまやテレビや映画、CMに引っ張りだこの志尊淳が、初のベッドシーンに挑戦していることで話題を集めているドラマ「潤一」。カンヌの国際ドラマの祭典“カンヌシリーズ”のコンペティション部門に日本作品として初めて出品され、7月からの放送に先立ち、6月14日(金)から1週間限定で劇場先行上映が行われるなど、高い注目を集めている。
謎めいた青年・潤一(志尊)と問題を抱える女性たちとの刹那的な関係を描き、第11回島清恋愛文学賞を受賞した直木賞作家井上荒野による同名小説を原作とする本作。
無職で宿無しだが、整った容姿と妖艶な魅力を漂わせた青年・潤一が、女性の心の隙間に入り込んでは、いつの間にか消えるという刹那的な関係を繰り返し、女から女へと渡り歩いて生きていく様を、是枝裕和率いる制作集団“分福”が実写化。監督に是枝作品を支えてきた北原栄治と、是枝の愛弟子、広瀬奈々子。脚本に同じく分福の砂田麻美。そして撮影に『誰も知らない』(04)などで知られる山崎裕という、邦画界屈指のスタッフたちが官能的な世界を作り上げている。
1話ごとに、妹の旦那と寝る姉(夏帆)や処女を捨てたい女子高生(蒔田彩珠)、亡くなった夫の不倫を疑う未亡人(原田美枝子)など、それぞれ孤独を抱えた6人の女性と関係を持ち、体を重ねていく潤一。志尊の肉体が惜しげなく、耽美的な映像と共に映しだされていくベッドシーンは、漏れ伝う息遣いなど生々しくもあり、これまでの“戦隊出身のイケメン俳優”という清らかなイメージを封印している。近年ではゲイやトランスジェンダーの役が注目を集めていた志尊だが、本作では新たな実力派としての境地を感じることができるだろう。
確かな技術を持つスタッフによる映像美と志尊をはじめとするキャスト陣の体当たりの演技が詰まった本作は、映画ファンこそ観て損はない作品となっている。
文/トライワークス