2010年度全世界の興行成績トップ10発表!
今年も残すところ後5日になったが、ハリウッド・レポーター紙が2010年度の全世界の興行成績ランキングトップ10を発表した。
全世界で一番ヒットした作品は、シリーズ第3弾『トイ・ストーリー3』の11億ドルで、ディズニーとピクサーのアニメ最大のヒット作になっただけでなく、初めて10億ドル超えを果たした。その背景としては、チケット代が高い3D版上映による収益が大きく貢献しているが、既に3D映画が乱立する中で、作品力によるところも大きかった。
2位は「『アバター』(09)が食われてしまった」とジェームズ・キャメロン監督がぼやいたと言われるほど、3D版の効力が最大に発揮された『アリス・イン・ワンダーランド』で10億ドル。物語の知名度に加えて、絶大な人気を誇るティム・バートン監督とジョニー・デップの最強コンビが、新たな金字塔を打ち立てた。
以下、3位は『インセプション』の8億2540万ドル。3Dの力も借りず、クリストファー・ノーラン監督の頭の中で作り上げたオリジナル作品としては立派な数字。4位はシリーズ第7弾『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1』の8億2410万ドルだが、11月公開で現在も公開中のため、今後の勢いによっては3位にランクアップする可能性も強い。
そして5位は、シリーズ最終章で初めて3D上映された『シュレック・フォーエバー』の7億3980万ドル、6位はシリーズ第3弾『エクリプス トワイライト・サーガ』の6億9350万ドル、7位はシリーズ第2弾『アイアンマン2』の6億2180万ドル。続けて8位から10位はいずれも3D版も上映された『怪盗グルーの月泥棒』の5億3990万ドル、『ヒックとドラゴン』の4億9490万ドル、『タイタンの戦い』の4億9320万ドルとなっており、アメコミ映画やアニメ映画、シリーズものが上位を席巻した。【NY在住/JUNKO】