『ヤギと男と男と壁と』BD&DVD発売!フリーメイソンと超能力部隊の都市伝説とは
ジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガーなど豪華スターが共演、実在した米超能力部隊を実写映画化した『ヤギと男と男と壁と』(10)のBD&DVDが発売中だ。
本作の邦題は千原ジュニアが命名したことでも話題となったが、今回のBD&DVD発売を記念し、フリーメイソンと本作の題材である超能力部隊との関係性についてまとめた都市伝説に迫った。
“フリーメイソンは歴史の裏側にいつも潜んでいる”という都市伝説は、今や歴史家の間では常識となっている。アメリカ独立戦争(1775)、フランス革命(1789)、第二次世界大戦時のレジスタンス運動(1940から1944まで)など、世界の大きな革命や戦いの裏では、フリーメイソンのメンバーが革命や戦いを指導したと言われている。
世界最大の秘密結社といわれるフリーメイソンは口数は少ないと言われており、その代わりに幾種類もの独特の象徴的暗号のマークを使用している。象徴的暗号を重視する西欧において、組織の象徴的なマークは重要な意味がある。フリーメイソンのマーク、ピラミッドに収まった万物を見通す“全能の目”は、アメリカ独立戦争、フランス革命を経て、新生アメリカ合衆国の象徴とフランス革命のシンボルとなった。この世界の二大革命の指導者層には、圧倒的多数のメンバーが座っており、ジョージ・ワシントンはフリーメイソンメンバーの栄えある初代大統領である。また、そのピラミッドの目(全能の目)が、なぜアメリカ合衆国の正式な国璽として制定されたのかは、フリーメイソンのメンバーである初代大統領ワシントンと、フランクリン、ジェファーソンが国璽デザイン制作委員会のメンバーだったからだ。そのピラミッドの目(全能の目)は、現在でもアメリカ合衆国の1ドル札の裏面にくっきりと描かれている。
「知られざるアメリカ合衆国軍“超能力部隊”」の都市伝説では、彼らフリーメイソンが作ったアメリカ合衆国の軍隊に近年、超能力を専門とした超能力部隊が存在していたことが明らかになった。超能力部隊のマーク“第三の目”は、フリーメイソンのマークであるピラミッドの目(全能の目)に酷似しており、フリーメイソンが明らかに関与していることをうかがわせる。
本作では、念動力や透視能力、予知能力もトレーニングし、必殺技の眼力を鍛え、地球上から争いをなくすことを最大の目的として、彼らは厳しい訓練を乗り越えていく。アメリカが長年にわたってその存在を隠し続けてきた、特殊すぎるこの部隊が、いったいどのようにして生まれ、どのように歴史の陰に葬り去られたのか。本作は実話に衝撃とスリル、ユーモアが新たに付け加えられ、闇に葬られた米超能力部隊を明らかにしている。そういった観点で見てみると、また違った奥の深い面白さが味わえるに違いない。【MovieWalker】