ジャコ・ヴァン・ドルマル監督&ジャレッド・レト主演『ミスター・ノーバディ』予告編が到着

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ジャコ・ヴァン・ドルマル監督&ジャレッド・レト主演『ミスター・ノーバディ』予告編が到着

死を目前にした老人の脳裏に浮かぶ人生の様々な岐路を描いた『ミスター・ノーバディ』(4月公開)の予告編が公開された。

『トト・ザ・ヒーロー』(91)、『八日目』(96)のジャコ・ヴァン・ドルマル監督の13年ぶりの新作映画となる同作。118歳の誕生日を前に今まさに人生を終えようとしている、世界最高齢で唯一の死ぬ人間であるニモ。だが、だれもその過去を知る者はいなく、自分も過去を覚えていない。彼は“ミスター・ノーバディ(誰でもない)”なのだ。世界中がニモが息を引き取る瞬間を見届けようと注目している中、一人の新聞記者がニモに質問する。「人間が不死となる前の世界は?」と。ニモは少しずつ自分の人生について振り返りながら過去を思い出し、語り始める。

ジャコ・ヴァン・ドルマル監督といえば、『トト・ザ・ヒーロー』でのカンヌ国際映画祭カメラ・ドールや、同じくカンヌ国際映画祭で『八日目』の主演俳優ふたりが最優秀男優賞をダブル受賞するなど、過去2作品ともに映画ファンをうならせた巨匠監督だ。そんな彼の今作は、完成までに10年という歳月を費やした、ファンなら公開が待ち遠しいばかりの作品となっている。

主演を務めるのはジャレッド・レト。ジャレッドと言えば、キャメロン・ディアスと婚約を結ぶまでに至りながら破局、他にもスカーレット・ヨハンソンやアシュリー・オルセン、最近だと何かとお騒がせなリンジー・ローハンと交際していたなど、数多くのハリウッドセレブとのゴシップネタが尽きなかったが、本作でも3人の女性とそれぞれ異なった結婚生活を満喫する姿が見られ、まるでこれまでの実生活とリンクするような演出がなされている。それも本作の見どころの1つと言っても良いだろう。

非常に巧妙に練られたシナリオは、過去、現在、未来を行き来しながら破綻を来さない。もしかしたら『インセプション』(10)に近い感覚を抱くかもしれない。4月より全国順次公開となるので、この予告編を見て想像を膨らませてみるのも良いだろう。【MovieWalker】


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