バナナマンの2人がお互いを動物に例えるなら…？仲良しさ炸裂の突撃インタビュー！

人気キャラクター“ミニオン”を生みだした「怪盗グルー」シリーズなどで知られるイルミネーション・エンターテインメントの最新作『ペット2』がいよいよ公開となった。今回は、日本語吹替版で主人公マックスの声を務めた設楽統、相棒デューク役を務めた日村勇紀、バナナマンの2人にインタビューを敢行。作品にまつわるトークを通して、2人の温かな性格と仲の良さが浮き彫りになった。

取材当日は、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)にて、本作の公開記念イベントが開催され、バナナマンの2人が本作のキャラクター、キャプテンスノーボールと共にサプライズ登場を果たした。テーマパークという非日常的な空間でのイベント開催に、設楽は「テンションが上がりました。お客さんに楽しんでもらおうと思ったら、園内の活気がとても良くて、お客さんが逆に乗せてくれて！」と興奮気味に話す。イベントでは『SING/シング』(16)のキャラクターやミニオンたちも集結し、イルミネーションのキャラクターが勢揃いしたことから、設楽は「『キラキラした仕事してるわ』って思いました(笑)。キャラクターと生のやり取りができたのはスペシャルな体験」、日村は「このイベントに携われたのは自慢です。緊張しているお客さんでも、テーマパークの雰囲気のなかだと、いきなり熱くなれるのがすごい！」と、パーク独特の空気感を自分たちも楽しんだそう。

本作では、マックスとデュークの暮らす家に誕生した赤ちゃんのリアムをはじめ、新キャラクターの登場によって巻き起こる大騒動で、ペットたちが“新たな挑戦”に立ち向かう。自身が吹替えたマックスについて、設楽は「リアムの登場でマックスは大混乱してしまうけど、そこからの成長がまさに今回の見どころ。僕はますますマックスを好きになりました」。日村は「デュークは周りのペットたちに愛されたからか、今回はすっかり優しい子になりました。彼の振舞いが場の空気を和ませるシーンも散りばめられていて、すごくかわいいと思います」と、各々のキャラクターへの深い愛情を見せた。

シリーズ2作目とあって、マックスとデュークの個性も前作より深く描かれている。各々のキャラクターに共感できる部分などあったのかと尋ねると、設楽は「共感しかないです！演じながら、マックスの顔も自分に見えてくる。気を遣ったり、慎重になりがちな性格も似ていて、家でも、家族から『マックス』って呼ばれることがあります(笑)」とほっこりエピソードを披露。すると日村も「デュークの性格は慎重なマックスとは逆で、それが本当に僕に似ている。ほかのキャラクターもみんな、声を演じている方に見えてくるんです」と、吹替えキャストの個性がキャラクターにピッタリだったという。

本作に絡めて「お互いを動物に例えるなら？」という質問をしてみると、まず設楽が「日村さんはなににでもなれるからな…ミートボールかな！」と、スノーボールとかけて(？)、笑顔でおふざけ回答。「沖縄で見た時に似ていたから、やっぱりアグー豚かな」と訂正すると、日村も「豚は豚でも、ブランド付きのいい豚だな(笑)」と思わず吹きだしてしまう。

一方設楽へのイメージを聞かれた日村が「鷹とか鷲とか、おそろしい鳥かな」と答えれば、設楽は「なぜか俺のこと、鋭くて怖い動物にするよね。じゃあやっぱり日村さんは、鼻の短い象ね！」とコメント。すかさず「やっぱり豚じゃないか！」と息ピッタリのツッコミが入り、コントのような軽快なやり取りを見せる。

さらに妄想は進み、「もし、お互いがイメージした動物になって一緒に暮らしたら、仲良くなれると思う！」と自信たっぷりに答えた2人。設楽が「俺が日村さんの上に乗っかって、エサを一緒に食べたりさ。敵対はしないと思う。でもある時、日村さんが突然いなくなって、僕は悲しむんだろうな…」と小さくこぼすと、「それ、食べられちゃってるじゃん」と2人で笑い合い、最後まで楽しげな様子でお互いに微笑みあっていた。

芸能界でも指折りの仲良しコンビとして知られるバナナマンだけに、吹替版でのマックスとデュークの仲睦まじげなやり取りには、2人の信頼関係が反映されているように思える。飼い主の知らないペットたちの“ドタバタ騒ぎ”が、さらにスケールアップした『ペット2』を、ぜひスクリーンで楽しんでほしい。

取材・文/編集部