板垣瑞生、望月歩から刺激!『五億円のじんせい』の熱演見て「ものすごく悔しい」
望月歩が初主演を務めた映画『五億円のじんせい』(公開中)の公開記念トークショーが7月22日に渋谷ユーロスペースで開催された。ステージには望月と共に、彼の初主演作を祝うべく板垣瑞生(M!LK)がゲストとして登壇。『ソロモンの偽証』(15)の共演以降、友人関係にある2人がトークを繰り広げた。
GYAOとアミューズがオーディションによりオリジナル映画を作るプロジェクト「NEW CINEMA PROJECT」の第1回グランプリ作品を映画化した本作。善意の募金5億円で難病から命を救われた少年、望来(みらい)があらゆる葛藤や出会いを通してたくましく成長していく姿を描く。
板垣は本作の予告編を観た時点で「すごくおもしろそうだなと思った」そうで、「絶対に観に行くよと連絡した」と語る。「『ソロモンの偽証』で命をかけて一緒にやった友達が、初めて主演をやるということで観させてもらって。本当にうれしくて」と感無量の面持ちだったが、実際に映画を観て「ヤツはこんなにすばらしい作品の主演をやらせてもらっているのか!登場人物すべてすばらしかったんですが、なんて言ったって(望月演じる)望来ちゃんが本当にすばらしかった」と驚いたという。
さらに板垣は「言わないでおこうと思ったんですけど」と切りだし、「悔しかった」と告白。「望来ちゃんという役を歩が完璧にやりきっていた。すごいかっこよかった。ひとりの役者さんとしてすばらしいなと思った。ものすごい悔しいです」と望月の芝居からビシビシと刺激を受けた様子だ。
望月は「うれしい」とその感想に笑顔を浮かべていたが、「久々に会ったんですけど、芸能人っぽくなってるなって」と板垣の変化に触れると、会場も大爆笑。「瑞生のマイクの当て方が芸能人」と続けると、板垣は「ちょっと待ってよ!」と大照れで、「こんなに長い尺を使って感想を言ったのに、これですよ!」と猛抗議。望月が「いつもは緊張してしまうけれど、今日は瑞生がいるからほぐれている」と語るなど、2人の和気あいあいとしたトークに観客も大盛り上がりだった。
今後の目標を聞かれると、望月は「まだ(作品で)会う時ではないと思っていたんですが、こうやって話をしていると『いつか(板垣と)共演したい』というのが目標のひとつになった」と吐露。板垣も「この映画を観て、『望月歩と共演したい』と思いました。早く共演したい!」と相思相愛の想いを語りながら、「『ソロモンの偽証』で共演したヤツらと大人になってまた仕事がしたいし、その時に役者として恥ずかしくないように、精一杯がんばっていきたいなと思います」と力を込めていた。
取材・文/成田 おり枝