『相棒 劇場版II』200万人突破に及川光博「まだまだいけそうな気がする」と強気宣言
昨年6月に10周年を迎えた人気刑事ドラマ「相棒」シリーズの映画版第2弾『相棒 劇場版II』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が1月18日、丸の内TOEIで行われ、出演者の水谷豊、及川光博、岸部一徳、川原和久、大谷亮介、山中崇史、山西惇、六角精児、神保悟志、小野了、片桐竜次、原田龍二と和泉聖治監督が登壇した。
同作は観客動員数200万人、累計興行収入25億円突破し、初日より週末興行ランキング3週連続1位獲得と勢いは止まらない。この大ヒットを受け、及川は「撮影期間中に毎日のように手応えを感じていました。『なんだかいけそうな気がする』って思ってました」とおちゃめなコメントをすると、会場からは拍手が沸き起こった。水谷は「大ヒット御礼舞台挨拶というのは、基本的に映画がヒットしないと行われません。蓋を開けてみなければわからない映画にも関わらず、公開前に今日のスケジュールは押さえられていました」と暴露し、笑いを誘った。水谷の相棒を演じる及川は「感謝感激雨アラフォー」と感謝を述べ、「(こんなにヒットしたのは)人生初めてのことなので実感が湧きません」と驚きを隠せない様子だった。
同シリーズの今後について、水谷は「皆目検討もつきませんね。これからもまた何が起きるかわからないというのを楽しみにしてほしい」と話し、岸部は「テレビドラマのシリーズもので長く続いていて、それの延長線上で劇場版ができる時に薄っぺらいものにならないのが大事。むしろ厚みがどれだけ蓄積されて、それがスクリーンでどれだけ大きく深く届けられるか。それがこの『相棒』は見事にできているように思います」と、その魅力を語った。出演者も自身で映画館へ行き、本作を見たそうだが、原田は「僕の席の傍に相関図を解説する人がいて、うるさかった」とクレームを出した。会場には10回以上見たというファンも登場し、大いに盛り上がった。
また、現在放送中のドラマ「相棒season9」は、平均視聴率19.7%(全11回)と高視聴率を叩き出している。10年を振り返り、山西は「皆さんも感じられていると思いますけど」と小野をちら見し、「役作りですけどね」と強気なコメント。すると水谷は「小野さんの『生えてくるなら何色でも良いな』という一言を聞いてしまった」とまたもや暴露し、会場は大爆笑に包まれた。及川は初詣に行った際のおみくじで、大吉を引いたとにんまりし、六角は「訴えられると書いてありました。非常にびくびくしていて、このような幸せはいったいいつまで続くのでしょうか」と訴えた。
この日は、支えてくれたファンにサプライズでお花をプレゼントするなど、出演者からの感謝を込めたイベントになった。同シリーズのファンへ、及川は「お一人様3名にお勧めしてほしい。まだまだいけそうな気がする」と最後にアピールした。【MovieWalker】