山田孝之、“AV界の帝王”村西とおる役に自信!海外で「『芹沢!』ではなく『村西!』と言われたい」と告白
山田孝之が主演を務め、バブル期にAV監督として一時代を築いた村西とおる役を演じるNetflixのオリジナルドラマ「全裸監督」のワールドプレミアイベントが7月24日に豊洲PiTで開催され、山田をはじめ、満島真之介、玉山鉄二、森田望智、伊藤沙莉、冨手麻妙、板尾創路、後藤剛範、小雪、リリー・フランキー、國村隼、石橋凌、総監督の武正晴が登壇。山田が「本気で取り組んでいる姿が笑えちゃうし、うっかりせつなくなるところもある。すごくおもしろい作品になった。自信を持って世界に出せると思っています」と誇らしげに胸を張った。
会社は倒産、妻には浮気されて失意のどん底にいた村西とおるが、黎明期だったアダルトビデオに勝機を見出し、仲間と共に業界に殴り込む姿を描く本作。この日は、作品の舞台でもある80年代のパーティをイメージしたイベントを開催。観客もバブルな装いに身を包んで参加した。
“AV界の帝王”を演じた山田は開口一番、村西とおる風の口調で挨拶。オファーを受けて「絶対におもしろくなるなと思ったので、すごいワクワクしていました」と心が躍ったそうで、「いまだに僕は海外に行くと、12年くらい前に(『クローズZERO』で)演じた役で『芹沢!』と言われる。今回、それを変えたい。『村西!』と言われたい」と自身の代表作にしたいと語る。
実際に、村西とおる本人とも対面を果たしたそうで、山田は「村西さんがお話されている姿をずっと、2時間、3時間くらい見させていただいた時に、相手や題材によってスイッチを切り変える人だった。皆さん、メディアを通しての村西とおるさんのイメージがあると思うんですが、それだけじゃない」と印象を告白。大人向け作品となるが「その網をかいくぐって、ぜひアンダー18に観ていただきたい」とぶっちゃけるひと幕もあった。
また伝説のAV女優、黒木香役を演じた森田は「地位を確立していって、キラキラとした表舞台に立っているのも印象的ですが、どういう思いでそういう場所に行こうと思ったのか。その葛藤、苦しみを根本に持っておこうと思った」と役作りを述懐。「私には、アダルトビデオの世界に飛び込む気持ちがわからなかった。偏見みたいなものを持ってしまっていた」と正直に打ち明けつつ、「ものづくりという面では、なにも変わらない。そう思えた時に、(役に)近づけた」と真摯な想いを吐露。冨手は「女性への裸の概念が変わる、革命的な映画」、小雪も「女性に対して応援メッセージになる」と、女性にも「観てほしい」と訴えていた。
Netflixのオリジナルドラマ「全裸監督」は8月8日(木)より全世界で独占配信される。
成田 おり枝