輝けるキョンキョンじゃなかった!? 西原もびっくりのキョンキョンのおかん姿
2月5日(土)より公開のシリーズ累計170万部を突破する西原理恵子の傑作ベストセラーを実写化した『毎日かあさん』の完成披露試写会が、新宿ピカデリーで行われた。舞台挨拶には小泉今日子、永瀬正敏、矢部光祐、小西舞優、小林聖太郎監督と原作者の西原理恵子が登壇した。
根っからの西原ファンの小泉今日子は「オファーをもらった時は躊躇しました。実際、演じるに当たって西原さん自身にはかなわないと思ったので、一から組み立て直して役作りをしました。本当にそういう風に挑まなくてはいけないくらい素敵な人なんです」と、ファンだからこその役への意気込みを明かした。
撮影中に12kgも体重を落として役に挑んだ永瀬正敏は、「今回は良い演技をやろうとかではなく、今でもファンの人、西原さんやお子さんのそばに存在するであろう、鴨志田さんに失礼のないようにしようっていう気持ちで挑みました」と、役への強い思いを語った。そんな永瀬を子供役の小西舞優が、「みんなでご飯を食べてる時、おとしゃん(永瀬のこと)が水を飲んでいてかわいそうでした」と、永瀬の役作りの様子を明かした。また小西は、永瀬のクランクアップ時に泣いた理由を聞かれると、「毎日一緒に遊んでたのに、もう会えないと思うと悲しくて泣いちゃいました」と答え、永瀬と小泉の涙を誘っていた。
原作者の西原は、「脚本家と監督がうちに来た時、すごく心もとないふたりだなって思ってたんで、話が流れるかなっと思ってたんです」と打ち明け、会場を笑いに包んだ。さらに「私しか知らない“カモシダ”がスクリーンの中にいて、本当に何で知っているんだろう?って不思議だったんです。それがやっぱりびっくりしてたんです」と永瀬の演技を絶賛した。「後、小泉さんは私の知ってる“輝けるキョンキョン”じゃなくなっていて、めっちゃオカンの小泉今日子になっていて、ばっちい汚れ役もできるんだなって思いました」と映画を見た感想を正直に延べ、会場を笑わせた。【Movie Walker】