音声デバイスでスピーチの『トップガン』俳優、続編ではどんな登場に?
先日、28年の時を経て『ターミネーター:ニュー・フェイト』(11月8日公開)にエドワード・ファーロングが続投することが明らかになり、現在の変わり果てた様子に、「どうやって続編に出演するのか」が話題になったばかりだが、今度は『トップガン』(86)の続編『トップガン マーヴェリック』(2020年夏公開)に続投する、アイスマン役のヴァル・キルマー(59)が注目を集めている。
かつて同役のアイスマンになぞらえてファットマンとまで言われるほど激太りしたヴァルは、2013年のインタビューで続投に意欲を燃やしており、オファーされた暁には激ヤセして役作りに挑むと期待されていたが、2015年1月に緊急入院し急病説が浮上。しかし本人はそれを否定すると共に、同作の続投のオファーが来たことをフェイスブックで公表し世間を驚かせた経緯がある。
その後約2年間に渡って咽頭がんを患っていたことが明らかになり、すっかり痩せて老け込んでしまったうえに、しゃべることもままならない様子だったが、ヴァルの続投は変わらぬまま。続投するのはトムとヴァルだけで、かつアイスマンは要となる役どころになるのだが、先日、続編の特報が公開された2日後に、ニューヨークの国連でヴァルがスピーチを行った際には、首の傷を隠すためなのか、真夏に首の周囲をしっかりスカーフで巻いた装いで登場。
また、気管切開手術を行ったことから声を出すのが難しいようで、デバイスによると思われる機械的な声だったうえに、会話の最中に唇についたつばを拭く場面が見られたことから、ネットユーザーたちの間では、どのような形で映画に復活するのか話題になったというわけだ。
ちなみにヴァルには、すでに撮影済みの作品やこれから出演する作品もあるようだが、「セリフはどうするんだろう」「病気を克服したヴァルを応援したいけど、声も含めてCG加工が半端なくなりそう」「トムも、病気とわかって降板させられないだろうし、アイスマンは必要なキャラクターだけど、いまのヴァルがクールなアイスマンの34年後を演じるのは想像もつかない」「どんなふうに登場するのか楽しみ」といった声も寄せられており、エドワード・ファーロングの『ターミネーター:ニュー・フェイト』とともに、現在映画界の2大ミステリーになっているようだ。
NY在住/JUNKO