大政絢、受験シーズン真っ最中の受験生に「全員に受かってほしい!」とエール
“みーまー”の略称で愛され、シリーズ累計130万部を突破したライトノベルの映画化『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(公開中)の初日舞台挨拶が1月22日、角川シネマ新宿で行われ、出演者の大政絢、染谷将太、田畑智子、宇治清高、瀬田なつき監督が登壇した。
受験シーズン真っ最中の今、全国の受験生に向けて、登壇者がオリジナルのげんかつぎや必勝法を伝授。ブログをやっている大政は、「私のブログに受験生の方から、試験に受かったら『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』を見に行きますというコメントを沢山いただいています。全員に受かってほしい!」とエールを送り、緊張をほぐす方法として「普段どおりに生活します。後は辛いガムを食べたり、歯磨きをしてすっきりさせます」と提案。自身はネガティブだという瀬田監督は「最悪の事態を想定して臨みます。今日も劇場に数人しかいないことを考えていた」とマイナス思考を発揮するも、満席の劇場は大喜び。
主演を務めた大政は、「まーちゃん役を演じるに当たって、喜怒哀楽の激しさを表現するのが大変でしたが、切り替えを大事にしながら、みーくん、瀬田監督とリハーサルを繰り返して作り上げていきました」と苦労を明かし、染谷は「みーくんは笑わない設定というのを台本で読んだ時、どのように演じようか迷って探っていた」と振り返った。この日が自身初の舞台挨拶となった宇治は緊張した面持ちで、「セリフがある役も今回が初めてだったのですが、セリフがあるうえに作品に影響力がある役なので、切り替えには気をつかって演じました」と初々しい表情を見せた。映像化不可能と言われた入間人間原作のライトノベルを実写映画化した瀬田監督は、「残酷さと軽やかさ、そしてセンスがある原作を実写化するに当たって、何回も原作を読み返して、自分と小説の距離を計るのが大変でした。原作を知っている方にも、そして知らない方にも楽しんでいただけるよう心がけて作りました」とアピール。
また本作がソウル国際女性映画祭、台北ゴールデンホース・ファンタスティック映画祭、台北映画祭、NYニューディレクター、ニューフィルムなど各国の映画祭からオファーを受けていることも発表され、会場は大いに盛り上がった。このニュースをこの日の朝、耳にしたという大政は「びっくりしましたが、とても嬉しいです!」と喜びをあらわにした。【MovieWalker】