「ストレンジャー・シングス 未知の世界」極秘で行われた撮影セットビジットを公開!

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「ストレンジャー・シングス 未知の世界」極秘で行われた撮影セットビジットを公開!

「ストレンジャー・シングス」のインパクトに驚き

年上チームのナタリー、ジョナサン、スティーブ、そして今シーズンから参加するロビンは、高校が夏休みの間に学校では知ることができない社会を見ることになる。モール内のアイスクリーム店 でバイトするスティーブは、ロビンという相棒を得てシーズン2よりさらに活躍することになる。スティーブこそ、シーズンを通じて最も変化のあったキャラクターだ。スティーブ役のジョー・キーリーは、本シリーズがこんな展開になると思っていたかと聞かれ「いや、思っていなかった。すぐにモンスターに殺されると思ったよ(笑)。僕自身、最初のころはいまのような状況になるとは想像もしなかった。世界がどんどん広がっていく感じで、いままでどれほど視野が狭かったのかと思うよ」と思い返す。ロビンを演じるマヤ・ホークは、「ストレンジャー・シングス」の影響力の大きさに、参加するまで気がついていなかったそうだ。「初めのころは、このシリーズがどれほどのインパクトを持っているのか、完全には理解していなかったと思う。全世界で、いろんな人たちが集まる機会や、語り合うネタになっているなんて。そのインパクトに徐々に気づいている最中なの。いま思えば、あり得ないぐらい幸運なことだったと思う。だって参加する前に(同シリーズのインパクトの大きさに)気づいていたら、ものすごく怖くなっていたはずだもの!だから、このすごさに気づく前に、参加表明をしておいてよかったわ(笑)」と本シリーズに参加できた喜びを語ってくれた。

「ストレンジャー・シングス」の影響力に徐々に気づいているところ」と語るマヤ・ホーク
「ストレンジャー・シングス」の影響力に徐々に気づいているところ」と語るマヤ・ホークNetflixオリジナルシリーズ 「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン1〜3独占配信中

高校最後の夏、大人への第一歩

シーズン2でお互いの気持ちを認め、カップルになったナタリーとジョナサンにも、違う試練が訪れる。ナンシー役のナタリア・ダイアーは、「今シーズンは、ジョナサンとナンシーが初めて、“人”として交わり合うという点が新しいかもしれない。2人の関係が始まったころって、いつも超自然現象ありきだったけど、今シーズンは、もっとノーマルな10代後半のヤングアダルトな関係が描かれるの」と説明する。「もっと責任が伴ってくるよね。成長し始めて、将来について考えるようになって」とジョナサンを演じるチャーリー・ヒートンが言うと、ナタリアは続けて「高校の最終学年前ということもあって、自分たちの関係って何だろう?これからどうなっていくんだろう?ということが渦巻いている。2人とも、大分違う成長をするわ」と多くを語ることを避けた。親友バーバラ(シャノン・パーサー)の死や、初恋の終焉を経て大人になったナンシーは、また新しい岐路に立たされる。彼らの発言は、シーズン3を観終わったあとに聞くと意味を持つ。シーズン3のビターなエンディングは、夏休みの終わりを意味し、それは青春時代が幕を閉じる前夜のようなものだ。

80年代のポップ・カルチャーや数々のSF作品をモチーフにしながら、独自のストーリーテリングへと進んでいく「ストレンジャー・シングス 未知の世界」。Netflixの統計によると、配信日から4日間で全世界の4000万世帯が視聴し、そのうち1820万世帯は一気見したという。シーズン3の8エピソードを一気に観てしまった人は、シーズン4の配信まで首を長くして待たなくてはいけない。そして、その間も子どもたちは成長し、未知の世界は広がっている。

イレブンとマックスに演出意図を伝えるダファー兄弟
イレブンとマックスに演出意図を伝えるダファー兄弟Netflixオリジナルシリーズ 「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン1〜3独占配信中

取材・文/平井伊都子

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