聖地・トキワ荘出身漫画家による映画が続々公開!

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聖地・トキワ荘出身漫画家による映画が続々公開!

手塚治虫をはじめ、十数人の人気漫画家が集い、青春時代を過ごした伝説のアパートのトキワ荘。東京都豊島区にあった建物は老朽化のため1982年に解体されてしまったが、跡地付近には記念碑が設置され、周辺の散策マップも製作されるなど、現在も多くのファンの注目を集める、日本の漫画文化を語るうえで欠かせない聖地的存在だ。そんなトキワ荘出身の漫画家たちに関係した映画が今春続々と公開される。

関連作が公開されるのは、誰もが超有名な漫画家たち。「パーマン」や「キテレツ大百科」「ドラえもん」の生みの親である藤子・F・不二雄。「サイボーグ009」や「HOTEL」といった幅広い分野の漫画に加え、仮面ライダーシリーズなどの特撮作品の原作を手がけた石ノ森章太郎。そして、「おそ松くん」や「天才バカボン」など、数々のギャグ漫画を生み出した赤塚不二夫。石ノ森章太郎と藤子・F・不二雄は、それぞれ代表作でもあるシリーズの最新作『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち』(公開中)、『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』(4月1日公開)が、赤塚不二夫は、その半生を担当編集者の視点から描いた『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』(4月30日公開)が公開となる。

『ドラえもん』は劇場版31作目『オーズ』は仮面ライダー生誕40周年記念作品でもあることから、息長く愛され続ける作品の偉大さが良くわかる。さらに5月28日(土)には、トキワ荘伝説の皮切りとなった手塚治虫原作の『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』も公開されるなど、トキワ荘出身者の存在が現在に与え続けている影響力は計り知れない。それぞれタイプは違えど、これだけの作品が共通の場所から巣立ったことを思うと非常に感慨深い。数多くの傑作を生み出してきた漫画家たちの関連作を見ながら、彼らが過ごしたトキワ荘の青春の日々に思いを馳せてみるのも良いだろう。【トライワークス】

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