星野源が客席から登場するサプライズに、会場が大熱狂!飯尾和樹の役者力を絶賛
土橋章宏の傑作時代小説を犬童一心監督が映画化した『引っ越し大名!』(8月30日公開)の公開直前イベントが8月23日にスペースFS汐留で開催され、飯尾和樹(ずん)、ウド鈴木(キャイ〜ン)が登壇。観客にはサプライズで主演の星野源も登場して、飯尾の役者力を絶賛するなど息の合ったトークを展開。会場から大歓声を浴びた。
書庫にこもって本を読んでばかりの引きこもり侍が、すべての藩士とその家族全員で別に国に引っ越して国替えをする際の総責任者、“引っ越し奉行”に任命され、仲間と共に国の存亡をかけた超難関プロジェクトに挑む姿を描く本作。
この日は映画の内容にちなみ、登壇者陣が難題に直面している観客からの相談を解決することになった。飯尾とウドが笑いを交えながら相談に乗るなか、3問目のタイミングになって手を挙げたのは、客席後方に座っていた星野だった。星野にまったく気づいていなかった観客は「ウソー!」「ヤバイ、ヤバイ!」「近い!」「なにが起こっているの!?」と突然の星野の登場に驚くことしきり。星野から映画の感想を聞かれると、「おもしろかったー!」と大きな声を揃えていた。
その後は観客からの悩みにも真摯に答えた星野だが、映画については「6年ぶりくらいの主演映画」と口火を切り、「共演の皆さんもすばらしい役者さんばかり。お会いしたい方ばかりだった。撮影の休憩時間もずっと話しながら、楽しく撮影ができた」と述懐。「現代の日本を生きる人たちにも、しっかりとこの人たちの悩みや頑張りとかが伝わって、時空を超えて共鳴したり、応援したくなったりする映画になった」と完成作に胸を張った。
また星野は「関根勤さんの映画に飯尾さんが出られていた。パンフレットの対談で関根さんとお話をさせていただいて、『飯尾さんにもっと役者として活動をしてほしいです』と言った」と飯尾の役者力に魅了されていたそうで、「『アンナチュラル』とかにも飯尾さんが出ていている!と思って、すごくうれしくて。飯尾さんとご一緒できて非常にうれしかった」と喜びをにじませた。
飯尾は「こちらこそ!」と大きな笑顔を見せ、「休憩時間には『ジャンケンしましょう!』とイベントを開いてくれる」と星野が現場を和ませていたことを告白。「結局、自分が勝っちゃったりして。あれ!?なんて」と会場を笑わせると、星野も「すごい楽しかった。飯尾さんともお知り合いになれて。もしよかったら3人でご飯でも!」とウドも誘うなど、笑いいっぱいのトークで会場を盛り上げていた。
取材・文/成田 おり枝