減量&断酒で中学生に成り切った伊藤健太郎、『惡の華』大胆カットを一挙放出!<写真21点>
別冊少年マガジンで2009年から5年間にわたって連載され、テレビアニメ化や舞台化もされた押見修造の同名人気コミックを『覚悟はいいかそこの女子』(18)の井口昇監督のメガホンで実写映画化した『惡の華』が9月27日(金)より公開。このたび本作から、驚異的な役作りで主人公の春日高男を演じた伊藤健太郎の大胆ショット満載の場面写真が解禁された。
社会現象を巻き起こした「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などで知られる岡田麿里が脚本を担当した本作は、鬱屈した青春と行き場のない衝動を描き、思春期の暗黒面を抉り出す衝撃作。閉塞感に満ちた地方都市で息苦しい毎日を過ごす中学2年の春日は、ある日クラスのマドンナ佐伯奈々子の体操服を衝動的に盗んでしまう。しかし、その姿をクラスの問題児である仲村佐和に目撃され、秘密を守る代わりにある契約を持ちかけられることに…。
思春期まっただ中の春日を演じた伊藤は、撮影当時すでに21歳。役作りのために自身の学生時代を思い返したとのことで、撮影前の減量に加えて撮影期間中の断酒を実行。また井口監督からは「中学生っぽいことを考えていてくれ」「なるべく猫背にして150センチメートル台に見える芝居をしてくれ」「好きな食べ物はハンバーグ!みたいな人の芝居をしてくれ」など、かなり事細かな指導を受けたという。
そうして心身ともに中学生になりきった伊藤は、劇中で制服や体操服を違和感なく着こなすことに成功。さらに“中2男子”らしい鬱屈とした負の感情をため込めるだけため込み、それを一気に爆発させるかのような大胆な姿に果敢に挑戦。裸体もさらけ出す体当たり演技を披露している。解禁された場面写真の数々を見れば、その役作りの成果をはっきりと見て取れることだろう。
『コーヒーが冷めないうちに』(18)で第42回日本アカデミー賞の話題賞・俳優部門と新人賞を受賞し、今年に入ってからは白井晃演出の舞台「春のめざめ」で主演を務めたり、湯浅政明監督の『きみと、波に乗れたら』(19)で声優を務めるなど、いま最も勢いに乗る若手俳優として注目を集める伊藤。彼が本作で見せる熱演の数々を、とくと目に焼き付けてほしい!
文/久保田 和馬