小泉今日子が感涙の永瀬正敏に「泣き虫の夫を育てた気分」

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小泉今日子が感涙の永瀬正敏に「泣き虫の夫を育てた気分」

シリーズの累計発行部数170万部を誇る西原理恵子の人気コミックの映画化作品『毎日かあさん』の初日舞台挨拶が2月5日に開催。小泉今日子、永瀬正敏、子役の矢部光祐に小西舞優、小林聖太郎監督、原作者の西原理恵子が登壇。後半では元・憂歌団の木村充揮も登場し、主題歌「ケサラ CHE SARA」の弾き語りが行われ、会場は感動の渦に包まれた。

かあさんこと漫画家のサイバラリエコと、元戦場カメラマンでアルコール依存症の夫・カモシダユタカ、彼らの息子と娘という4人の日常が、ユーモアたっぷりに描かれる感動作『毎日かあさん』。映画版では、実生活で元夫婦だった小泉と永瀬が、夫婦役で息のあった凸凹ムードを醸し出している。

小泉は「ひと夏、かあさん業をやってみて、世のお母さんってのは本当に大変だなと思いました。この映画が、みんなの応援映画になればと思ってます」と挨拶すると、永瀬も「みんなでスクラムを組んで誠心誠意作った作品です」と本作をアピールした。

やはりムードメーカーとなったのは子役のふたり。ブンジ役の矢部光祐は「長男としてこの家族を1つにまとめるのはとても大変でした」と生意気発言をして、会場は爆笑の渦に。愛くるしいフミ役の小西舞優も「面白かったですか?」と会場にマイクを向けると、会場から「可愛かったよ!」と声援が。それを受けて「頑張って良かったと思います」と笑顔を振りまき、観客を虜にした。原作者の西原理恵子は「こんな家でも笑ってるんで。皆さんも幸せの敷居を下げてください」と語った。

その後、木村充揮の心のこもった主題歌のライブを聴いた後、再び小泉たちが登場。最後に一言ずつアピールということで、また子供たちがマイクを握った。矢部は「僕たちは本当の家族でした。お父さんとお母さんの子供になれて幸せです」と言うと、小西も「今度会った時は仲良くしてね。暑い中、頑張りましたね」とメッセージを告げると、小泉も永瀬も頬を緩ませた。

そんな感動の中、最後の挨拶を始めた永瀬は「皆さんに本当に感謝していますが、もうお一方、感謝したい人が天国の鴨志田さん。今日は一緒に初日を迎えたくて、お墓へ、鴨志田さんに会ってきました。鴨志田さん、ありがとう」と涙声になる。それを聞いた小泉は「撮影中は、こんな面白い子供たちと、泣き虫の夫を育てた気分です」と、明るく舞台挨拶を締めくくった。

映画の中の4人は本当の家族のようだ。クスクス、ゲラゲラと笑って、クライマックスでは感情がマックスに高ぶり、熱い感動の涙がこみ上げてくる本作。西原ワールドの醍醐味がたっぷりと味わえる『毎日かあさん』はハンカチ必携で劇場へ!【MovieWalker/山崎伸子】

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