アカデミー賞最有力!“悪のカリスマ”を描く『ジョーカー』の本予告編がついに解禁

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アカデミー賞最有力!“悪のカリスマ”を描く『ジョーカー』の本予告編がついに解禁

10月4日(金)に日米同時公開となる、“悪のカリスマ”が誕生するまでを描く衝撃作『ジョーカー』。このたび、早くもアカデミー賞最有力と名高い本作の本予告編と、ポスタービジュアルが到着した。

孤独だが心優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、母からの「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を胸に、ピエロメイクの大道芸人をして暮らしていた。笑いのある人生はすばらしいと信じ、都会の片隅で必死に生きるアーサーだったが、やがて“心優しい男”だった彼は、“悪のカリスマ”ジョーカーへと変貌していく…。

本作に出演しているブライアン・タイリー・ヘンリーは、「本作はジョーカーがかつて、いかに“幸せな人間”だったかが語られる」と言及しており、凶悪なジョーカーのイメージを覆す過去が描かれているという。

解禁された予告編では、アーサーがバスの車内でおどけた顔をし、子どもを笑わせているシーンから始まる。だが、子どもの母親から冷たく注意されてしまい、うつむいてしまう。このシーンに象徴されるように、日々大道芸人として必死に生きるアーサーの人生はうまくいかず、やり場のない気持ちに押しつぶされそうになっていた。そんなある時、母の病室のテレビで、大好きなトーク番組の司会者マーレイ(ロバート・デ・ニーロ)が、「誰もがコメディアンになれる日が来た」という言葉と共に、ジョークを披露しているアーサーの映像を紹介する。アーサーはついに努力が報われたと笑みを浮かべるが、マーレイがその映像を、アーサーをちゃかして馬鹿にするために使ったとわかると、笑顔を曇らせてしまう。

後半からは、壮大で不安を煽る音楽と共に、アーサーが自らにピエロメイクを施し、次第にジョーカーへと変貌を遂げていく様子が描かれていく。合間で秘かに好意を抱く女性、ソフィーとの幸せそうなシーンも見られるが、穏やかだった表情には、少しずつ狂気が宿り始める。そしてついに対面したかつての憧れマーレイに、「僕を“ジョーカー”と紹介してくれますか?」と告げるアーサー。誕生した“悪のカリスマ”の前で舞台の幕がゆっくりと上がっていったところで、映像は締めくくられている。なぜアーサーは、世界を狂わそうとする唯一無二の悪になってしまったのか。想像と期待を掻き立てられる予告編だ。

あわせて到着したポスタービジュアルは、ジョーカーの顔がアップで写し出された、インパクト大の仕上がりとなっている。「本当の悪は笑顔の中にある」という言葉が添えられ、メイクは“笑顔”でありながら複雑な感情をたたえるジョーカーは、何を思うのだろうか。

本作は公開に先駆け、第76回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門への正式出品、第44 回トロント国際映画祭のガラ・プレミア部門に選出され、現地時間の8月31日(土)に世界で初めて上映される予定だ。ヴェネツィア国際映画祭ディレクターのアルバート・バルベーラは、「今年もっとも驚くべき映画。アカデミー賞は確実だ」と本作を絶賛し、トロント国際映画祭ディレクターのキャメロン・ベイリーも、「ホアキン・フェニックスによるキャリア史上最高の演技。世界の映画賞が注目している」とホアキンの演技に惜しみない敬意を表した。

世界の映画関係者が「本年度アカデミー賞最有力」と注目する本作。孤独な男が巨悪に生まれ変わる衝撃のサスペンス・エンタテインメントが、この秋、世界を席巻することは間違いない!

文/編集部

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