40年を経て『シャイニング』の“呪い”が解き放たれる…『ドクター・スリープ』US版予告編は戦慄必至!
「IT/イット」「グリーンマイル」の巨匠スティーヴン・キングが、最高傑作と名高い「シャイニング」の新たな恐怖を描いた2013年発表の小説を基に、ユアン・マクレガーが前作の惨劇を生き延び、大人になったダニーを演じる『ドクター・スリープ』が、11月29日(金)から公開される。このたび、“新たな恐怖”を予感させるUS版メイン予告編が解禁となった。
監督、脚本を、日本ではNetflixで配信されたキング原作の『ジェラルドのゲーム』(17)でメガホンを取ったマイク・フラナガンが務める本作。40年前の雪山のホテルの惨劇を生き残ったダニー(ユアン)の周りで、不可解な児童連続殺害事件が起きる。ある日、彼の前に特別な力を持つ少女アブラ(カイリー・カラン)が現れるのだが、少女はその力で事件を目撃したため、狂信的な集団に命を狙われてしまう。ダニーと少女は自力でこの事件の謎を追いかけ、ある場所に辿り着く。すると、そこはあの惨劇が起きたホテルだった…。
このたび解禁されたUS版メイン予告編の冒頭では、ユアン演じる大人になったダニーが、『シャイニング』で惨劇が起きたホテルの重い扉を開くシーンから始まる。迷路のような絨毯が敷かれ、REDRUMと刻まれたドアの亀裂からダニーの視界に、「ハロー・ダニー」と囁く双子の姉妹が現れる。そう、あの住人たちが「戻ってきた」のだ。続くシーンでは、人を避けるかのように暮らすダニーの元に、ある日「ハロー、聞こえる?」とメッセージが届く。声の主は、特別な力「シャイニング」で殺害事件を目撃した少女アブラだ。「この残酷な世界は、僕らには危険だ」というダニーの言葉に重なって、謎の女性ローズ(レベッカ・ファーガソン)が率いる狂信的な集団の存在と幼い少女が襲われている姿がとらえられる。
アブラの存在に気付いたローズは、離れた場所にいるアブラにメッセージを送る。しかしアブラは「頭に入ってこないで!」と全身で拒絶、ローズはアブラの凄まじい力によって倒れ込むが、「こんなに強い力は初めてよ」「さあ、逃げなさい。必ず見つけて、一生苦しませてあげる」とほくそ笑む。そして、事件の謎を追うダニーとアブラが向かった先に、あの呪われたホテルの姿が見えるという、今後の展開になんとも興味を持たせる予告編となっている。
40年の時を経て、『シャイニング』のホテルの呪いが世界に向けて解き放たれる本作。そのミステリアスかつ、予測不可能な世界観の全貌を目撃する日が待ち遠しい!
文/編集部