吉永小百合が「ポップな映画になっております」と自信!『最高の人生の見つけ方』地方キャンペーンを完走
吉永小百合と天海祐希、日本映画界を代表する大女優2人が共演することで大きな話題を集めている『最高の人生の見つけ方』(10月11日公開)の地方キャンペーンの全旅程が9月30日の大阪で終了し、記者会見に登壇した吉永と天海からのコメントが到着。またあわせて、本作のなかでも特にコミカルなシーンを収めた本編映像が解禁された。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン共演の同名映画を原案にした本作。すべてを家庭に捧げてきた大真面目な主婦・北原幸枝と、すべてを仕事に捧げてきた大金持ちの女社長である剛田マ子。ともに余命宣告を受けた2人がたまたま手にしたのは、同じ病院に入院する少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」。そして2人は、そのリストに書かれたことをすべて実行するというありえない決断をすることに。
記者会見には吉永と天海に加え、幸枝の夫役を演じた前川も登壇。『千年の恋 ひかる源氏物語』(01)で共演したことのある吉永と天海は「いつか2人でロードムービーをやりたい」と話していたとのことで、今回吉永のアイデアによって念願の共演が実現。「吉永さんからご指名いただいたと聞いて、嬉しいなという気持ちでいっぱいでした」と共演の喜びを語った天海。また吉永は、プライベートでも親交のある前川との共演も熱望したという。
そして「もし自分が余命宣告をされたらどうなってしまうんだろうと考えてみたのですが、多分とても動揺してしまうでしょう。今回この役をやったことで自分のやりたいことを見つけて、それを精一杯やっていこうという想いになりました」と、本作を通して気が付いたことを明かした吉永は「とてもポップな映画になっております。私くらいの年の方、あるいは若い方がどういう風に受け取ってくれるのかとてもわくわくしております」と述べた。
このたび解禁された本編映像には、吉永演じる幸枝と天海演じるマ子、そしてムロツヨシが演じるマ子の秘書の高田がスカイダイビングに挑戦するシーンが収められている。弱音を吐く幸枝に喝を入れるマ子、幸枝以上に怖がっているけどマ子に逆らえない高田。3人の性格と関係性を垣間見ることができる、ポップでコミカルなシーンに思わず笑みがこぼれること間違いなし。
劇中ではスカイダイビングのほかにも「死ぬまでにやりたいことリスト」を叶えるため、様々なことに挑戦していく“生涯最後の冒険旅行”が描かれる。3人の掛け合いから生まれる笑いと、冒険の先に待ち受けるあたたかな感動。是非とも劇場で笑って泣いて、生きる喜びを感じてみてはいかがだろうか。
文/久保田 和馬